久しぶりに中学受験で一応、日能研生である息子について状況を書こうと思います。
今まで、このブログを読んでくださっていた方は、急に模試やカリテの話をしなくなったな・・・中学受験の話題も減ったなと思っていらっしゃる方もいると思いますが、それは・・・
塾へ行っていな~い!模試やカリテをほとんど受けていなかったからです~!
色々なことはあったのですが、上手くまとまらず、やっと方向性が見えてきたので、我が家の体験として書こうと思います。
簡単に今までの経緯
簡単に今までの経緯を振り返ってみると・・・
・4年生から日能研に通塾、Gクラス在籍(3クラスのうち1クラス目)
・5年生後半から塾へ行かなくなり、学校も不登校気味
・6年生の始めに塾を休会(息子には退会と言った)
・私自身も変わろうと日能研主催の親業訓練に参加
・息子、家に引きこもり、うつっぽく覇気がない
・発達障害専門の病院へ行き、コンサータという薬を服用開始
(ADHDの不注意型という診断)
・元気になり、塾へ復活、遅刻しながらも学校へ行くようになる
・夏期講習は何とかモノでつって、何度も約束ごとを決めて何とか乗り越えて参加
・9月からパタリと塾へ行かなくなる
・家でもほとんど勉強せず、親として受験あきらめモード
・10月、たま~に塾へ行ったり、たま~に試験を受けるけれど、たいして勉強せず
・家でやる気が出ない時は、外出して勉強
・日特(志望校別の日曜講座)をやめた
という状態で、夏期講習は頑張ったものの、毎朝、学校へ時間通りに行くか行かないかヒヤヒヤ状態。
コンサータのおかげでだいぶ、状態は落ち着き、暴れたり、バトルになったりすることもなく、妹への八つ当たりもなくなり、平和ではあったのですが、中学受験勉強となると、ほっとんど何もやっていませんでした。
おじいちゃんおばあちゃんとの約束も破る
「塾は辞めない」と言っておきながら塾へ行かない息子に、おじいちゃんおばあちゃんが息子と話をしました。
冷静に話をすると、そこでは「頑張る」という気持ちを持つようで、「明日からちゃんと塾へ行くから受験をしたい」といつも通りのコメント。
おじいちゃんおばあちゃんも、「頑張るんだよ、指切りげんまんしよう」と何とか励まそうとしてくれていました。
しか~し、頭ではわかっていても、ことごとく約束を破る息子。
だから今までも、釣りスピのおもちゃ、コロコロコミック、ベイブレード、ピクミン(Wiiゲーム)、iPadゲームを没収されてきたんですよね。
我慢を乗り越えられないんです。
それでまた、1日、2日もたずに塾をお休み。
塾へ行った時は、「行けた~!」と自分でも嬉しそうなんですが、そんな状態の6年生。
これじゃぁ、中学受験にチャレンジして私立へ行くメリットがあるのか?地元の公立で高校受験にした方がいいのではないかと、10月はずっと悩んでいました。
結局、志望校を下げる方向に決定
電車通学にもなるし、生活態度がどうにも改善されないと私立中学に行っても、高校へ上がれないよな~という気持ちもあり、息子と散々話をしました。
息子は、「中学生になるまでには、自分でも頑張って生活態度を良くするから」と言うのですが、こんなに勉強もしないで、目標校を目指す勉強もしないで、もうめちゃくちゃ。
それならば、勉強はもう基礎だけにして、塾へ行くこと(勉強内容ではなく、行くことに重点)、学校へ遅刻しないで行くこと、それで志望校の偏差値を下げよう。
もし、授業レベルが高い学校に入って授業でアップアップになって提出課題も多くて、やりこなせるとも思えないし、偏差値を下げて少しゆとりある学校生活で過ごした方がいいのではないか。
一応、合格可能圏内なので、受かれば早くに中学受験終了になるし、残りの小学校生活を満喫して、生活態度を改善しようという話になりました。
息子も、それでいいっかなぁ~と思ったのか、少しずつ過去問をやるようになり、塾もちらほら行き始めました。
親としては、安全パイを狙った状態で、息子の本意は違うのかもしれないけれど、現実、今の状態では親としても将来の不安しかありません。
自分の立場になると子供の意見より親の意見になってる?
いつか日能研の保護者会で、あるお母さんが、
「うちの子、全然成績が志望校に届いていないんですけど、過去問ってやらせなきゃダメですか?子供は受けたいって言うんですけど、絶対無理だし」
という発言に、先生が
「お子さんが受けたいって言ってるんですよね。まだ時間もあるし、これから頑張れるし、やらせてあげた方がいいのではないでしょうか。」
という話をしていたことがありました。
私も、客観的にみて、確かに、親としては現実的になるよな~と他人事のようにその時は思っていたんです。
でも、今、私も同じようなこと考えているじゃない・・・と悩みました。
塾の先生との面談でも、「あの時、親が決めた、やらせてくれなかったと恨まれちゃいます」と言われたことがあります。
う~ん、悩む・・・うちの場合、まずは中学校に通えるのかどうかという状態。
息子の生活態度改善を待っていたら、受験終わっちゃうよ。。。
子供の希望を聞くか、かといって、やるやる詐欺の息子のことをずっと受け入れてきたけれど、スイッチも入らず、のらりくらりの生活をしていて「ふざけるな」状態。
どういう道になったとしても、とりあえずは今後、やりたい方向があったら大学受験で目指してほしいかなとなりました。
11月最初の公開模試がきっかけで
塾の面談では、もうガツガツ勉強しないし、冬期講習、ファイナルも受けない方向でお願いしました。
千葉入試本番100日前のこども会にも出席していません。
なんか、ゆるゆる生活にしてから、過去問も楽しくやり始めましたが、塾へ行ったり行かなかったりの態度に、再びおじいちゃんおばあちゃんと話す機会がありました。
心配しているんですよね。
とりあえず、11月の公開模試がラストになるかもしれないから、受けておこうという約束をし、外部の試験会場には行かず、通塾している日能研の校舎で受けました。
すると・・・なんと、偏差値60くらいで「エッ???まぐれ?」という状態。
息子には成績結果を伝えていなかったのですが、塾へ行ってみると、自分の席が前から2列目だったそうで・・・
「お母さん、僕の成績ってどうだったの?」
と聞いてきました。
確かに、いつも後日受験だったり未受験だったので、この数か月間、いつも席が一番後ろだったんですよね。
成績結果を伝えると、にんまり~(^^)の息子。
今思えば、これがちょっとした転機となりました。
またまた志望校変更
願書受付が始まろうとしていた時、息子が
「やっぱり、第1志望の学校を受けたい。他の学校も全部受けるから」
と言ってきました。
そういえば、ここ最近、自分で「コンサータ(ADHDの薬)を飲まなくても、もう大丈夫だから」とある日突然、飲まなくなり、穏やかになったんです。
朝も自分で起きて支度をするようになり、完璧に毎日できるわけではありませんが、だいぶ変化が見られるようになりました。
ちょっと階段を上った??
ここでまた親子会議になり、息子の人生だし、自分でやりたい!とここまで言うんだから、第1志望校目指してチャレンジしてみよっかということで、受験勉強期間が延びることに。
また冬期講習に申し込んでもいかないんじゃないのかぁ・・・。
ラストチャンスだし、どこまでやれるか問題ですが、勝ち取るかどうか最後は自分の戦いです。
ただ、もし残念な結果になっても、人のせいにはしないこと!という約束をして、再チャレンジです。
もし、中学校生活がうまくいかなかったとしたら、その時にまた考えるしかないっか。
それは、私立へ行っても、公立へ行ってもどれが正解なんてわからないし、こうなったら、やっぱり本人の希望をきくしかないよなぁ。
ちょっとずつだけど成長しているんだな
はっきり言って、勉強量は足りていないです。
「机に向かっているからと言って親は安心するかもしれないけれど、それで身になっているかどうかは子供次第」と言われたことがあります。
でも、それにしても苦手な国語はまったくやっていないし、やるとなると好きな算数や理科ばかり。
そんな中でも、自分でも逃げてられないと少しは思うのか、ちょっとずつ国語もやり始めたところです。(遅いよぉ)
長い人生を考えると、中学受験での経験は大人になっても残ると言われています。
頭の使い方が訓練されていますからね。強みだと思います。
おじいちゃんおばあちゃんにも、「生活態度変えようと思っているし、やっぱり行きたいと思っていた第1志望校を受ける」という話をして、自分なりに少しずつ変わっていこうとしていることが見えています。
二転三転しちゃいましたが、最後は息子の希望を受け入れるという形にし、親もどど~んと覚悟を持たなきゃだめだなと思いました。
中学受験、まさかこんな紆余曲折だとは思いませんでした(泣)
塾にも、またお世話になります。