息子が小学校3年生の時に、夏休みの自由研究として「ペクチン」をテーマにレポートを書いてみました。
「牛乳とまぜるだけ~」でできるデザートがありますよね。
それを使って研究しちゃいましょう!
フルーチェは何で、牛乳とまぜるだけでプルンプルンになるのか??
1日?半日?くらいでできるので、ネタに困っている方は参考にしてください。
詳しく調べれば、小学校3年生だけでなく、高学年でも使える内容なので、どこまで掘り下げるか、色々と試していただければと思います。
ペクチンと牛乳について研究してみよう!
テーマは「くだものパワーはすごい!」
計画としては、
◆フルーチェと牛乳をまぜると固まる仕組みを考える
◆自分で果物フルーチェを作ってみる
です。
フルーチェと牛乳が固まる仕組み
【牛乳以外の乳飲料をフルーチェに混ぜて比べる実験】
★用意するもの★
いちごフルーチェ200g(50gずつに分ける)
1.牛乳50ml
2.カルシウムの多いミルク50ml
3.豆乳50ml
4.飲むヨーグルト50ml
ここでのポイントは、カルシウムの量で何か変化があるのかな?という実験なので、カルシウムの含有量が異なるものを用意してください。
★フルーチェ50mgずつ
実験してみよう
1~4の飲み物をフルーチェに混ぜて、ストローでぐるぐる混ぜます。
左から順に、1~4で並んでいます。
結果はどうなった?
面白いので、ぜひやってみてね!違いがあるんだよ!
プルンプルンだったり、かためになったり、サラサラだったり、ドロドロだったり、違いがでてきました!
ついでに試食の感想も書けます。
考えたこと、調べたことを書いてみよう
なぜ、フルーチェと牛乳?を混ぜると固まるのか?
キーワードは「ペクチン」!
1~4の飲み物に入っているカルシウムの量を成分表で確認してみると・・・
100ml当たり、〇mgのカルシウムが入っているか違いがわかります。
そこで、実験で比較したかたさを比べると・・・
カルシウムが多いフルーチェがかたくなり、カルシウムの量が少ないものは固まらずに、サラサラだった!
ということがわかりました。
自分でくだものフルーチェを作れる?
ペクチンとカルシウムが混ざると、固まる性質があることがわかったので、自分でもできるかな?
と思って試したのが、バナナ!
バナナにはペクチンが含まれているんです。
では、実験開始!
牛乳とバナナで固まるの?
★用意するもの★
・バナナ1本
・牛乳少し
★実験★
1.バナナ1本を輪切りにする
2.お皿に切ったバナナをのせて、電子レンジで1分加熱する
3.あたたかいバナナをつぶす
4.つぶしたバナナと牛乳を混ぜる
5.冷蔵庫で冷やす
それだけ~。
★結果★
牛乳の量が少ないバナナはかたまり、牛乳の量が多いバナナはかたまらなかった。(牛乳の量とバナナに含まれているペクチンのバランス???)
牛乳の量が少なく、かたまったバナナはババロアみたいになり、結構、しっかりかたまっていた。
柿はペクチンを多く含んでいるそうですが、時期的に入手できなかったので、バナナで試しました。
牛乳とバナナだけで固まるなんて知らなかったです!
ペクチンって何物?
ペクチンについて、掘り下げて調べていくと、ペクチンの中にも種類があるようですが、どこまで研究するかによってどんどん調べることができそうです。
ペクチンは食物繊維として、下痢や便秘を予防する効果があり、色々な果物に含まれているので、バナナ以外にも試すことができそうですね。
夏休みの自由研究として、写真を貼りながら、調べたことをまとめるだけで、研究レポートが完成です!
他の自由研究も参考にしてください♪