我が家の長男、国語が超苦手でいつも大苦戦。
特に、中学受験勉強をしていた時は偏差値が50を超えたことなんて数えるくらいしかないし・・・。
完全、現実主義派の理数系脳です。
そして私自身、読書は好きだけれども、読解はちんぷんかんぷん。
この歳になるまで、解くためのコツがあるなんて~、目からウロコ~、私が小学生のころには何を習ってきたんでしょう?というくらい、国語の文章問題は勘で解くものだと思っていました。
5年生後期の息子
5年生後期に入り、普段の学習で一番大変なのが、歴史ですね。結構、時間がとられてしまいます。
国語の成績が全然伸びず、さまよい続けています。
家庭学習では制限時間をつけて問題を解き、その後、私と一緒に文を読み直しながら、線引き確認、メモ確認をしています。
やっぱりちょっとズレがあるんですよね。
私も文章を読んでいて、「あれっ?どういう意味だろう?」と思うところでもう一回前後を読み直して、「あぁ、そういうことか」と引っかかる部分があるのですが、息子は勝手な解釈をしてさら~っと通過。
なので、問題で聞かれてもポイントを得ないんです。
テストも時間が足りないと言って、記述箇所は空白が目立ち、漢字も字の汚さでいまだにバツ。
ず~っと国語で苦戦し、解法パターンとかコツとか一緒に勉強していますが、根本的に息子の場合は
という状態?
うわべだけしか読めていないというイメージです。5年生後期でこれはヤバヤバですね。
小学校の宿題や提出物など色々とある息子。
私ばかり焦って、胃が痛くなっているのですが、息子は
「お母さん、焦らないで!胃が痛くなるから休んでいていいよ♪」
と言う始末。
「どの口が言っとんじゃぁ~!」
と内心思いつつ、確かに私が焦ってもダメなんですよね。(ダメ親でございます(ショボン))
というか、息子よ・・・もっと焦らないと時間は取り戻せないのだよ・・・。
口では「わかってるよ~!」と言うだけで行動が伴っていない幼さからまだ抜け出せません。
国語以外の教科でも問題の読解力がなくて解けない
社会の問題も、普通の問題集のようにストレートな聞き方をしてこない日能研。
違う言葉を使って問題として聞いてくるので、息子は何を聞かれているかわからなくなってしまうという罠にはまっていました。
例えば、簡単な例でいうと、
「削ることができて、字を書くことができる物は何ですか?」
「答えは鉛筆です。」
というような問題があるとします。しかし、日能研の問題になると、
「木材でできていて、炭を利用して使われる筆記用具とは何ですか?」
みたいな、難しい用語を使ってくるという問題ですね。
答えは簡単でも、わからなくなっちゃうんです。
そこで、やはり国語の読解力をなんとかせねば!と思い始めました。
中学受験の国語をまんがで学ぶ!読解力が身につく7つのコツ
国語の学習漫画
今回、ご紹介する本は、ズバリ!学習漫画!です。
子供には漫画が有効なようで、色々な科目が漫画で次々に出版されています。
どのような形であれ、親としては子供に少しでも吸収してほしいもの。
我が家は学習漫画だらけでございます(笑)
国語の読解が苦手~!と悩んでいた我が家にとって、面白い学習漫画だと思ったものがこちらの本!
改訂版が出版されました。
読解力のテーマではよく、「物語文」「説明文」「随筆文」に分けられるのですが、こちらは「説明文編」です。
漫画から何が学べるの?
他にも国語の読解に関する学習漫画がありますが、堅苦しく、塾の先生の授業がそのまま文章になっているような感じなんですよね。
もしくは、親向けの国語読解のノウハウ本。
親が学んで、子供に教えるというものはたくさん出版されています。
国語に関する参考記事
しかし、この学習漫画の本は、子供自身が読めるものであり、楽しくわかりやすいんです。
登場人物には、長文読解研究所所長(若いお兄さん)、小学5年生の女の子、小学4年生の弟が登場し、会話をしながら漫画でわからないところを理解していくストーリーになっています。
そして、所々で解くコツに必要なキャラクターが登場。
なんと、ポケモンや妖怪ウォッチのような7匹のスケモン(助っ人モンスター)というのが笑えるし、親しみがあり、ネーミングも読解に関するもので妖怪ウォッチ的。
例文にも、ポケモンのニャースやポケモンGOがでてきます。
話しの流れとしては、説明文の読解を解くときのコツでスケモンを呼び出して、コツの解説と使い方を押さえていくんですね。
実際に具体的な文章を使いながら、気を付けるべきポイントを教えてくれています。
172ページが漫画部分で、13ページで5問の文章題(中学入試問題)、その後に詳しい解説がついています。(改訂前の内容)
今まで習得したスケモンを使って読解を解いていくという実践ですね。
私の感想
私としては、
ぜひ、物語文や随筆文のバージョンも出版してほしい~。
と思っていましたが、受験終了後に「物語文」バージョンが出版されました。
子供自身が読めることもポイントが高いですし、まずは7つのスケモンを意識するだけで、読み方が変わってくるんじゃないかなと思います。
ただ、お値段が・・・税抜き1400円・・・高い・・・。
偏差値が60を超えているお子さんは、すでに意識しているコツだと思いますが、国語で悩んでいる子、苦手意識を持っている子、どうにも塾の説明が理解しにくい子には、ちょっとでもハードルが下がるかな(下がるといいな)と思います。
小4の娘も読んでいましたが、まだそこまでのコツはマスターできないとしても、7つのうちのどれかでも気を付けながら読めるようになるかな・・・
今は好きなように読ませていますが、親としても子供の気づきを「スケモン」で教えてあげやすいなと感じました。