「下剋上受験」TBSでドラマ化されました。
「下剋上受験」の本や問題集をずっと参考にしていたので、CMを見た時は、「えっ?ドラマになったんだ~!」とびっくり。
話題になる前から本を読んだり、参考にしていましたが、お父さんのパワーにはびっくりです。
そして、発売された算数の一行問題集ですが、わが家の子供たち2人とも活用しました。
なかなか時間内にできず苦戦していましたが、短時間でとっさに解法を考えること、計算力など、毎日の積み重ねがやっぱり大事だと感じた問題集です。
下剋上算数はどのタイミングでやるのがよかった?
下剋上受験の本を読んで参考になった
息子が中学受験をするため、日能研に通い始めましたが、私が〇十年も昔の内容が大きくかわって時代のギャップを感じた私。
中学受験を経験したと言っても、親の立場では初めてのことですし、地域も違うので色々と受験情報を調べていました。
そんな時に出会ったのがブログ村でも有名な「下剋上受験」。
そして、ブログを書いている桜井信一さんが本を出版し、一気に有名になりました。
桜井さん自身が中卒で娘さんと一緒に桜蔭学園を目指した「下剋上受験」がベストセラーになりました。
桜井さんは娘さんが小5の秋から中学受験に取り掛かり、約1年半、塾なしで自宅学習で最難関校の桜蔭学園を二人三脚で目指したノンフィクションを自費出版。
第一志望校には届かず、別の私立中学へ進学されたということですが、娘さんのために色々考え、協力し、導き、愛情たっぷりさがわかるお父さんです。
下剋上受験の問題集、偏差値40から55への道「基礎編」
娘の佳織ちゃんが偏差値41から最難関の「桜蔭」を目指し、佳織ちゃん自身の努力がもちろんありましたが、何といっても桜井パパの努力が並大抵ではないくらい、ものすごい努力家だとわかりました。
どんな学習法だったのか、興味ある~!
算数について、桜井パパがどういう風に子供に解法を教えていたのか、2つの問題集(基礎編と難関校受験編)で知ることができます。
桜井パパが実際にやってきたことを板書として解法のパターンを掲載し、関西で有名な塾、馬淵教室とコラボした一行問題集となっています。
まずは、オレンジ色の問題集「基礎編」。
1回に10問ずつあり、ランダムに色々なパターン問題が混ざって目標時間は10分。
始めの方に計算があり、一行問題がメインで、後半に図形があります。
第100回まであるので、ボリュームたっぷり!
このテキストのポイントは、桜井パパの学習方法が板書として書かれているところですね。
このように、27項目にわたって「桜井家の算数」ポイントが解説されていて、すごく実用的なんです。
親子のための家庭教師みたいな感じ?でしょうか(笑)
子供だけで理解できれば親は苦労しませんね・・・。
桜井パパは子供を塾に通わせるのではなく、親塾としてご自身も勉強した結果なので、親が見ても勉強になると思います。
(私が読んでも、うっ・・・ちょっとわからない・・・使いこなせない・・・というところもありますが・・・(汗))
下剋上受験の問題集、偏差値50から70への道「難関校受験編」
紺色の難関校受験編は基礎編と同じようですが、さらにパワーアップバージョンとなっています!
馬淵教室の塾生向けテキストを再編集し、「出来る子」を「確実に得点できる子」にするための問題で、問題内容も多少レベルアップ、桜井パパの板書もパワーアップ、ボリュームもアップしています。
一行問題としては、1回10問ずつで第100回までなので、基礎編と作りは同じ。
桜井パパの板書項目が増量!
1時限目~62時限目まであるんです!
桜井パパ、中卒ですごく苦労してきたと言っていましたが、実は秘めていた底力のパワーが凄すぎます!
人生、何がきっかけでも努力すると道がどか~んと開くものなんだなと思いました。
結局、「基礎編」と「難関校受験編」を使うタイミングは?
お子さんの能力や理解力、塾での進度なども違うと思いますので、私個人の感想として書かせていただきますね。
まず、4年生の時にオレンジ色の問題集「基礎編」を息子とやってみることにしました。
しかし、まだ習っていない解法がたくさんあり、私が取捨選択することが難し~!
時間制限なくやったとしても、ランダムに色々な種類の問題が混ざっているので、ちょっと無理!
時間がもったいないということで、しばらく放置していました。
そして、次に5年生の夏休みに基礎編を再チャレンジしてみました。
時間制限を気にしてやってみたのですが、まだ日能研で習っていない比の図形などがあり、全部解けないので、なんだか消化不良。
ちょっと早かったかな??
と思い、また放置。
(テキストには、「5,6年生向けのテキストです」と書かれています。)
それから、塾で比を習い、特殊算もほぼ使えるようになってきたので、5年生後半(秋~冬)になって「基礎編」ではなく「難関校受験編」をやってみることにしました。
すると・・・ものすごい短期集中で時間制限内で全問解くことができ、単純ミスをしていましたが、ここで成長を感じました。
結論として、
「早くやればいいってもんじゃないな」
ということがわかりました。
小学校で習わない中学受験の特殊算などを知らないと、解き方も思いつかず、問題を見ても判断ができません。
まずは、ある程度色々な解法を習得してからチャレンジした方が効率がいいなと感じました。
最初は時間をオーバーしてしまっても、まずは自分で解き方を見つけ出し、答えを出せるくらいになること、制限時間内に解くことを目標として、ミスを減らすことでジワジワと力がついてくる問題集だと思います。
1日15分なので毎日できる!おすすめの問題集
我が家は、結局「基礎編」をほぼやらずに5年生後半になって「難関校受験編」を使うことになりました。
両方持っていても損はないと思いますが、口コミによっては「基礎編」はいらないんじゃないかという内容も聞きます。
その判断は、お子様が自信をつけられるのはどちらか?で判断するとよいかと思います。
今までにない面白い取り組みがあるですが、「難関校受験編」には、元受験生たちの間違い表が公開されているんです。
娘の佳織ちゃん、元馬淵教室塾生の努力型だったA君、早稲田アカデミー在籍だったBさんの3人の間違いデータが表になっているという珍しい付録?ですよね。
回ごとに、間違えた問題番号にバツがついて全部、表になっているんです。
息子もそれを知って、みんながどんな問題を間違えたか、自分は解けたか気になるようで、ちょっと刺激になって面白いなと思います。
どちらの問題集もかなり分厚く、直接子供が使うとなると、ちょっと書き込みしにくいくらいの厚さです。
なんと、基礎編は360P超、難関校受験編は480P超!
ある程度の余白はあるものの、問題集が厚過ぎて本が閉じちゃうんですね。
なので、子供のやる気がでるように、コピーして使っています。
息子が、
お母さん、競争しようよ!
と言ってきたので、
お母さんも負けないよ~!
と、制限時間ありの勝負をしてみました。
息子が10問解き終わった時に、私はまだ6問目・・・。
母、撃沈 Σ( ̄Д ̄;)
アラフォー世代の私に、この算数は・・・ちょっと頭の回転が追い付きませんでした(汗)
息子よ、ライバルは母ではないぞぉ~!
詳しい解説付きの攻略本が登場
1つ1つの問題を丁寧に桜井パパが解説してくれている攻略本が登場しました!
丁寧に解説が書かれているので大助かりです。
これがあれば、親がわからない問題があってもなんとかなるかもしれません(笑)
中学受験はすんなりいくものではなく、みんな同じように親子で悩んでいる
中学受験を経験した桜井さんは、講演会や本の出版や、ブログで悩み相談もされていて、面白く、庶民の目線でありつつ経験者として的確なアドバイスをされて、すごいお父さんだな、ご自身で道を切り開いているなと思います。
どこの家庭にもある悩みをズバッと答えてくれていて、中学受験生の親が陥りやすかったり、痛いところを突いている「桜井さん、うちの子受かりますか?」という本を読みました。
偏差値にまどわされ、不安になり、多くの悩みを抱えてしまうたくさんの親たちが桜井さんへ質問や相談をされているそうです。
体験記を含めて、同じ悩みを持つ人たちへ桜井さんの考えがはっきりと隠さず書かれているので、とっても共感が持てて、そういう考えもあるんだな、桜井さんはこうしていたんだな、ここまで中学受験のことを研究されていたんだなと驚くばかりでした。
確かに、「あの子は全教科まんべんなくできていて、すごいな~、小さい時からの育ちが違うのかな」と頭をよぎったことはありますが、所詮、およそはおよそ、うちはうちで後悔はありません。
でも、現実として我が子ができないと、「あぁぁぁ~」となってしまうんですよね。
もうすぐ5年生がスタートするし、時間を無駄にできないし、これから先はどんどん大変になる、
それは親がリードしていかなきゃ子供にはわからない。
中学受験は親同士も探り合いだったり、全部をさらけ出して話すこともありませんが、悩みはみんな同じようにあるんですよね。
1人で悩んでいるならば、桜井さんの本を読んでみると先も見えますし、色々な方の悩みが書いてありますので、親としての気持ちもわかって方向性が見えてくるんじゃないかなと思います。
つい毎日の日常で忘れがちなので、また再度、読み直してみます(^^)v