小学生のお子さんがいらっしゃるご家庭で、子供同士のトラブルに親がどこまで介入するのか・・・。
価値観の違いや程度の感覚の違い、感情、自分の子が全部正しい・・・
子供同士のトラブルによって色々な考え方を持つ親同士がバトルに発展してしまうケースもあるようです。
対応によっては、恐喝や脅しのようなご家庭もありますし、一切、謝罪をしないというおうちもあります。
我が家や周囲のママ友たちでは次のようなことがありました。
夕方の学校からの電話にびくびくしていた時期
息子は低学年の時はやんちゃで、精神年齢も低く、周囲にご迷惑をかけていました。
2年生の時は担任の先生がとっても細かく、息子がおこしたトラブル報告の電話がしょっちゅうありました。
(のちに、ADHDの不注意型という診断がおります。)
当時、夕方の電話は私にとって恐怖・・・
息子本人が、自分から帰宅してからすぐに出来事を報告してくれることもありましたが、ケロッとして帰ってくることも多く、電話が鳴った途端、
今日、学校で何かお友達にやったの?先生から電話がくるような内容のこと?(怒)
あっ。そういえば・・・
そういえば・・・じゃないでしょー!
という感じで、先生からお友達同士のトラブル状況の説明が・・・。
息子がしでかしたことなので、相手のおうちに私と息子から謝罪の電話をしていました。
低学年の男の子が起こすトラブルにも幅はあると思いますので、どこまで先生が細かい対応だったかは人によって感じ方も違いますし、ご迷惑をかけている立場なので我が家は謝罪し、その度に息子に言い聞かせの繰り返しでした。
その当時のことはこちらの記事です。
突然自宅へ怒鳴り込んできた保護者
そんなこともあり、3年生でスポーツタイプの男性の先生に変わってからは、
とおっしゃってくださり、夕方にかかってきていた学校からの電話はゼロに。
その先生は、子供同士のトラブルに親が入ると子供自身が判断できなくなるという考えで、なるべく母親を入らせないようにしてくれていたようです。
我が家では今までに1度だけ、息子が2年生の時、家へ怒鳴りこみにきたお母さんがいました。
一番近いご近所さんで、息子と同級生の女の子Aちゃんのお母さんです。
Aちゃんのおうちはご近所と言っても、あまり深い付き合いもありませんでした。
ある日、Aちゃんのお母さんが、
「(ピンポーン)うちの子が突然、泣いて帰ってきたんだけど、ちょっと〇〇くん(うちの息子)呼んでもらえますか?」
と我が家へ来ました。
息子と私が慌てて出てみると、突然、Aちゃんママが我が家の息子に向かって、
「あのね、〇〇くん、うちの子に『ぶた』って言ったんだって??うちの子、傷ついたみたいで泣いて帰って来たのよ!」
と、一気にまくしたて、私も息子もボ~然。
まだ何か息子がやらかしてしまったのか?と話を聞いていると、Aちゃんママは娘が泣いて帰ってきたことがかわいそうで、なんてひどいの!という感じでそれ以上の内容の話はありませんでした。
息子が、「ぶた」と言ってしまった暴言についての怒鳴りこみのようです。
私・・・絶句。
普通だったら、私も「申し訳ないことをしてしまった」という気持ちだったと思います。でも、その女の子Aちゃん・・・実は幼稚園の時から強気で、ずっと周囲の子への態度が悪く、ママ友たちの間でも有名な子でした。(うちもある意味、有名でしたが・・・)
学校でふざけあいなのか、人に向かって跳び蹴りをしていたり、息子の名前をもじって、からかっていたことを目撃していたんです。
でも、子供同士のことだから、私は息子に「嫌だったら、自分の口でやめてと言おう」という話はしていました。
あぁ、でもAちゃんのお母さんは自分の子が外では良い子だと思い、Aちゃんの素行をあまり知らないんじゃないかな。
と頭をよぎりました。
とりあえず、この「ぶた」と言ってしまったことでAちゃんを傷つけてしまった息子が悪いので、その場で息子にも謝らせ、「もう言わない」と約束し、私も謝りました。
しかし・・・このままでは私も腹の虫がおさまらず、今までAちゃんがしてきたことを冷静に話をしました。
(ここで冷静に話をしないと、逆に私が怒り狂う母親になってしまうと思い、あくまでも冷静を心がけ(笑))
すると、急にAちゃんママの顔つきが変わり、おどおどし始めたんです。
「えっ。泣いて帰ってきたからびっくりしちゃって・・・」とバツ悪そうな感じにしどろもどろ。
さっき、うちに来た時の勢いはいづこへ??
とりあえず、親同士が話をしてもしょうがないので、子供同士でお互いに謝り、仲直りし、「せっかくのご近所だから明日からまたよろしくね。」と私が締めくくって終了。
その後は、子供同士は登下校で一緒になればおしゃべりし、根にはもっていないようです。
しかし、私は完全にご近所でも、子供が欠席した時の連絡帳を頼む気もなく、お付き合いするつもりもないままです。
(ごあいさつ程度。)
せっかくのご近所で同級生のおうちだと引っ越してきたときは楽しみだったのですが、こればかりは相性もありますし、しょうがないです。
親が白熱する前に学校に相談するのが一番?
ママ友でも色々なパターンがあるようです。
父親が怒鳴りこんで来て、一方的すぎて話すら聞いてもらえず、完全に悪者扱い。
他にもお友達のお母さんから電話がかかってきて、ドスが効いた声で一方的に怒鳴られ、話にならず。
ということも聞きました。
また、謝罪しても「許さない」と言われ、泣いているママ友もいました。
(ケガなどのトラブルではなく、ちょっかいの出しあい、ふざけあいの結果)
子供同士のトラブルにも、色々な例があるかと思いますが、我が子の言うことを完全に信じ切って一方的に感情をぶちまけ、大騒ぎし、話を聞こうとしない親がいるようです。
子供の言うことは親として信じてあげたい気持ちもありますが、やはり子供だって都合が悪いことを話さなかったり、自分がしてしまったことは隠そうとしたり、知恵は働きます。
ママ友の話を総合すると・・・
ママ友の話を総合すると、子供同士のトラブルに親が介入してきたり、冷静に話をできず、一方的に怒鳴り込んできた場合は、
「話し合いにならないので、納得がいかなければ担任へ言っていただけませんか。」
と、お願いすることが一番よいそうです。
担任に仲介してもらった方が、周りの目撃情報もあるでしょうし、子供同士もお互いに振り返って冷静に話せるのかな。
親同士がガーガー介入しても、それを見た子供がどう感じるのか・・・。
当事者の子どもを置いて、親のバトルになってしまいますよね。
いいことないです。
状況によっては、相手の子の危険行為だったり、目に余ることがあって怒鳴り込みたい気持ちが出たとしても、直接話をする場合は、冷静に落ち着いて「話をする」という対応が良いと思います。
もし、完全に被害者だったとしても、乗り込んでいってしまうと、きっと数日中に悪い評判が広まってしまいます。
子供同士のいきさつは、よく聞かないと状況がわかりにくいこともあります。勝手に我が子が被害者だと決めつけての怒鳴り込みは、立場が悪くなってしまうこともあります。
そして、急に怒鳴り込まれた場合、とっさの判断で親も混乱したり、自分の子が本当は何か隠しているんじゃないか?実際は相手の言うことが違うんじゃないか?何か誤解が原因なんじゃないか?と、その場ではなかなか冷静に対応することが難しいと思います。
低学年の場合は言葉が足りずに手がでてしまうケースで周囲の目撃もありますが、高学年になるにつれていじめのようなコソコソしたトラブル、仲間はずれなど、お互いの言い分も難しくなってくるんでしょうね。
まずは、子供を責める前に状況を聞き、お互いの状況を照らし合わせて解決するのが一番ですが、被害者の立場でも加害者の立場でも、学校に相談するのが一番よいかもしれません。