中学受験の勉強では小学5年生から「日本の歴史」に入りますが、ものすごいスピードで駆け抜けるんですよね。
時代背景、歴史年表、生活、戦い、人物、土地、道具・・・覚えることがてんこ盛り!
好きな子は興味を持って吸収していくと思いますが、ちんぷんかんぷんなまま進めても、ただの丸暗記になってかなりの苦痛になることが目に見えています。
私自身が子供の頃は覚えることに精いっぱいで、ひたすら知識だけを詰め込んだので、今では記憶にほとんど残っていません。
幕末なんてよくわからないままでしたが、この歳になって大河ドラマを見たり、子供の歴史漫画を読んだり、一緒に勉強している中で、やっと理解ができた状態(笑)
無理やり暗記の勉強でなければ、歴史も結構面白いなぁと今になって思います。(試験がないからそう思うだけかもしれませんが・・・)
これからの子供たちは、知識も必要だけれど、時代の背景、関連する地理、どうして起こったか・・・など、「つながり」「流れ」「理由」も知っておく必要があるんですね。
学習するには、時間も必要ですし、子供が少しでも興味を持つような工夫がほしいところです。
学習漫画から学ぶ
まずは、王道の歴史漫画。
昔から学習「歴史まんが」がありましたが、カラー版が増えたり、内容が見直されたり、出版社も小学館・角川・学研・集英社、・講談社など、それぞれの特徴があります。
ドラえもんやコナンなど、キャラクターが関わってくるものや、薄くて字が大きいものは子供にとってもハードルがさがるので全体像をつかみやすく、低学年からスタートも。
ギャグ系の漫画も、主要人物の関わり、全体の流れ、時代の背景がわかり、資料なども学校の宿題にある家庭学習?自主学習?調べ物学習?にも使えます
定番の漫画セット(角川・小学館・集英社・学研・講談社)
角川
我が家が選んだ歴史まんがは、角川の漫画です。発売されたばかりの頃だったので、定番セットを購入し、別巻を追加。角川の近現代が難しかったので、子供に合わせて他社の漫画を購入してみたり、色々と迷いました。
小学館
ビリギャルの映画にも登場したロングセラーの小学館。イラストがちょっと古い感じがしますが、内容は定評があります。
集英社
近現代の巻数を多めにして、わかりやすいのが特徴。刊行された時はハードカバーでしたが、今はコンパクトサイズのソフトカバー版も発売されました。
学研
DVDの評判がなかなか良いようですね。他社よりも字が大きく、巻数も少ない、資料も多いので、小学生のとっかかりには使いやすいと思います。1つずつDVDをデッキに入れ替えるのは大変ですが、思ったよりも臨場感がありますし、何よりも動きや音声があると、インパクトが違います!
講談社
日本の歴史漫画として、大手の中で一番新しく刊行されました。実力派まんが家が表紙だけでなく全ページを描きおろし、内容も面白い!と評価が高いですね。
どの出版社も、特典付きセットを定期的に発売しています。内容が同じであれば、面白い特典付きのことも多いので、チェックしてみて下さい。在庫がなくなり次第、終了となることが多いです。
特に秋~冬は、クリスマス、お正月のプレゼントに向けて、特典付きセットが発売されやすい傾向にあります。
(数年間、注目していた結果です。)
定番の歴史漫画セットについては、私の目線で実際に比べて各出版社の比較をしているので、参考にしていただければと思います。
ドラえもんの学習漫画
ドラえもんの学習漫画シリーズも活用しています。コミックの漫画と異なるので、気楽にゲラゲラ読むものではなく、部分的に漫画やキャラが導入されているけれど、説明も多いんですけどね・・・。
でも、好奇心旺盛な子供たちにとって、ドラえもんは身近なキャラですし、学習シリーズのラインナップが多いので、好きなテーマから始めるのもありです。
ドラえもんにも、歴史が3巻でサラッと学べるもの、人物伝もあります。
日本史探偵コナンの学習漫画
コナンの学習漫画も続きが気になり、結局全巻購入しました。
始めは妹に不評だった(コナンがあまり出てこない・・・)のですが、歴史が少しわかってくるとハマりました。
ボリュームも少なく、内容としては物足りなさはありますが、親しめること、興味を持つきっかけによいと思います。
ギャグありの大人気!『歴史漫画タイムワープシリーズ』
そして・・・2016年3月現在、あの大人気で有名な『科学漫画』サバイバルシリーズ』の姉妹編として、歴史版がでましたっ!
子供たちが読み、ゲラゲラ笑っていたので私も読んでみました。
朝日新聞出版『歴史漫画タイムワープシリーズシリーズ』(旧:歴史漫画サバイバルシリーズ)は全14巻で大人気!
他の歴史漫画と視点がちょっと違うところがポイント??
出版社の詳細によると、
本の中で現代の子供たちがその歴史の時代にタイムスリップして体験するストーリーとなり、小学3~4年生へ入門書として低学年からお薦めしているようです。
歴史漫画タイムワープシリーズの詳細はこちらの記事で
テレビアニメ「まんが日本史」から学ぶ
日本の歴史のテレビアニメがないかな~?と思っていたところ、実際にありました!!
もう、今の時点で存在を知ってラッキーです
スカパーのヒストリーチャンネルで放送されていたのですが、デジタル配信サービスも始め、今ではアマゾンプライムやhuluなどでも見ることができます。(2022年5月情報なので、いつ見ることができなくなるかわかりません。)
調べていた時は、かな~り昔のアニメ風だったのでどんなものかな~と思い、家族で見ていると、
そうそう、こういうの!
子供も中学受験勉強の総復習に見ていたら、
つながりがわかったみたい!
小学生だけでなく、苦手な中学生でも日本史を学べる!という見やすさです。
絵はもちろん昭和の時代を感じますが、声優さんもドラゴンボールで聞いたことがある声(界王様)だったり、子供は食いつきが良かったです。
しかも、内容はあのロングセラーで有名な小学館の「学習漫画 少年少女日本の歴史」を参考にしているそうなので、内容は深いです!!
一度に見ると混乱しそうなので、少しずつ見るようにしています。
例えば、仁徳天皇陵の古墳作りでは大勢の村人が大変な思いをしていたことなども丁寧に描かれていたり、邪馬台国の場所について九州説と畿内説があるという話もでていました。
物部、大伴、筑紫の磐井との戦いですでに、また人物関係がごちゃごちゃになってきた私はこの先不安でもありますが、アニメを見てから漫画を読むと、話がまた一致するので、何とか子供に解説しています。
テレビアニメ「まんが日本史」についての記事はこちら
NHKのテレビ番組から学ぶ
NHKの番組は堅苦しい内容ばかりかと思っていましたが、子供向けはなかなか面白いし、わかりやすくなっています。歴史に関する番組もいくつかありますね。
NHK for School
学校向けに放送している番組をウェブで見ることができる「NHK for School」というものがあります。
小学生にナイスだな!と思う内容がいっぱいあるので、次々に見たくなっちゃいそうです。
算数・国語・理科・社会・英語だけでなく、総合・体育・音楽・家庭科・図工まであって内容が豊富!!
そういえば小学生の頃、授業で教材テレビを見せてくれたことがありましたが、子供たちが通う小学校でもたまに先生が見せてくれるそうです。
この番組の1つに「歴史にドキリ」というものがあるのですが、メインで頑張っている中村獅童さんが面白い!!
中村獅童さんが、歴史の人物になって「ドキリ・ソング」を歌ったり、年号の覚え方を教えてくれたり、NHKだからお堅いかなと思いきや、新感覚の歴史番組だそうです。
(2022年5月現在、HPで今までの番組を見ることができます。)
参考HPはこちら
NHK for School:「歴史にドキリ」のHPへ
10分くらいの番組で、日本の歴史人物が以前よりだいぶ増えたみたいなので、活用してみてください。
ねこねこ日本史
漫画もテレビアニメも人気の「ねこねこ日本史」。
歴史上の人物がみんなネコ
NHKのEテレで5期を放映していて、なんと150話以上!!
アニメ版は、アマゾンプライムビデオでも見ることができます。(2022年5月情報)
Amazonプライム会員では、他にもアニメ、ドラマ、映画なども家族で楽しんでみていますし、アマゾン商品の配送も便利。
【公式】Amazonプライム会員【30日間無料体験】
30日間の無料体験もできます。「ねこねこ日本史」など、目的のものを見たい場合は、会員対象の「Prime」マークがあるか確認してくださいね。また、いつまで「ねこねこ日本史」がアマゾンビデオで掲載されているかわかりません。
4コマ漫画はサクッと読めちゃいます。
ゆる~く、かわい~く、ツボを押さえている内容が笑えます。NHK、なかなかやりますね~(笑)受信料の分、活用したいと思います。
ゲームをしながら学ぶ
サピックスのタイムトラベル日本歴史カード
サピックスの地理カードを子供がよく使っていました。おおまかなキーワードの一部ですが、どれも知らないと困ることばかり。
中学受験勉強の地理について
そして歴史分野になってからは、歴史カードも利用しました。
歴史カードは、タイムトラベルゲーム、年表カードパズルなど、丸暗記が苦痛にならないように遊び感覚だけどしっかり覚えてね!というお勉強感たっぷりの冊子です。(ミシン目にそって切ってからカードとして使います。)
大学受験なら本とにらめっこして覚えるしかない!となりますが、親としては小学生なので色々な方向からやりやすいように覚えてもらうように工夫ですね。
戦国武将かるた「レジェンド48」
ついついネーミングで笑っちゃいましたが、
イラストがかっこいい!
かるたは、親も相手をしなくては遊びにくいですが、出版社が宣伝しているように、
です。子どもがカードゲームが好きな子も多いので、戦国武将から歴史をスタートするのもいいですよね。
聞きながら覚える
聞くだけで一気にわかる日本史
約2時間にまとめられた聞くだけで流れがわかる日本史のCD。
本屋さんのコーナーで流れていたのですが、私もつい聞き入っちゃいました
へぇ~、そうなんだぁ~
と思っているうちに、歴史が面白くなってくるような・・・。
なかなか評判がいいようですね。
ボカロで覚える中学歴史
中学生なら、ボカロで覚えるのも1つ。今や小学生でも、スマホゲームの音ゲーで人気の「プロセカ」ではボカロ曲もあり、知っている子も多いですね。
ノリで覚え、頭に入れば、もう忘れない!
これは話題にもなりました。
内容は深いものではないようですが、歴史の興味をひく、覚え方のコツを知るには楽しくできるところがいいですね。
ひたすら覚えるだけの暗記学習は大変なので、ちょっとずつ工夫して学習していきたいです。
暗記するなら語呂合わせで絶対忘れない!
私の学生時代は、「794(なくよ)うぐいす平安京」「1192(いいくに)つくろう鎌倉幕府」でしたが、今は色々な面白い覚え方があって面白いですね!
おもしろまんが年代暗記
自分流で暗記の語呂合わせを作ってもよいのですが、この本は、
という、イラストもインパクトありな語呂合わせ
子供たちは、この本をメインに覚えました。
ポスターで効率アップ!お風呂でもリビングでも!
暗記ポスターを壁のどこかに貼って活用しているおうちも多いのではないでしょうか。
我が家の場合は息子があけた壁の穴を隠すために
ポスターを貼っているんですけどね・・・。
あらたまって、勉強机に座って「はい、暗記!」というのではなく、日常生活のちょっとした時間を有効活用するだけで、歴史の年号を暗記!
色々な種類の暗記ポスターがありますが、お風呂でも使えるのは有難いですね。
歴史年表ならこちら
中学受験のための歴史オリジナルまとめノート作り
日能研のテキストは白黒で、太字もありませんでした。(太字にしてしまうと、そこしか覚えようとしないための対策だそうです。)
まったくをもって、面白みもないテキストだったこと、テストで出題された問題、間違えやすいところ、子供がわかりやすいように他の資料などを使って、オリジナルノートを作ることに。受験まで、どんどん書き込みをしていきました。
結果、どこに何が書いてあった、何色で書いてあったなど、位置で覚えていたり、「前にもこういう問題でたよね」というところを確認出来たり、1年以上かけてノートに追加したメモが役立ちました。
ベースにしたのが、日能研のテスト、四谷大塚の予習シリーズ、他にわかりやすかったのがこちら。
詳しくは、こちらの記事を参考にして下さい。
中学受験勉強はクイズ大会
中学受験勉強は、1人で問題集に取り組んでいても膨大な量で、飽きてしまう息子。
でも、勝負となるとやる気がでたため、クイズ大会形式にしてみたことがあります。
主人や、妹に問題を出してもらい、ピンポ~ンのボタンを押して答えるという、早押しクイズ大会。
相手は・・・しょうがなく、私です・・・
でも、一行問題などはサクサクと進み、まずは口頭で確認するために利用しました。
一行問題はこちらの本
早押しボタンはコレ
まとめ
子供が中学受験ということで私自身も『日本の歴史』は避けて通れず、苦手な分野なだけに何か学習する方法があるのかな~、どういうものがいいんだろう?と試行錯誤していました。
少しでも抵抗を減らし、楽しめるように、それでいてガッツリ覚えてもらえるようにしたいなと思っています。
今は楽しい学習漫画もたくさん出て、知らなきゃ損!というものもありますので、どれがお子様に合うかわかりませんが、お役に立てたら幸いです♪