みなさんのお子さんの学校ではどのくらいの宿題があるでしょうか?
もう、これは様々な種類、量、比べることはできませんが、公立の小学校でも高学年になるにつれて「学習」ということに力を入れ始め、宿題の量が増えてきているなと感じます。
その中でも中学受験を目指して塾に通う生活スタイルは、1週間単位でものすごく忙しいです。
小学校で6時間授業、帰ってきて一休みする間もなく夜まで塾、帰ってきてから学校の宿題をすぐにやって塾の復習、塾がない日は塾の宿題と学校の宿題、週末には塾のテスト・・・
聞いているだけで、目がまわる~。
我が家の息子は、まだこの時は様子見でしたが、発達障害のADHD(不注意タイプ)・ASDという診断がのちにおります。
得意・不得意がはっきりした凸凹です。
・自分で計画を立てることが苦手
・気分次第で動く
・時間を気にしない
・目の前のことに夢中になる
・精神年齢が2歳くらい低い
ということが、苦手な部分としてありました。
このスケジュールを続けるためには、親の協力がないと息子だけでは判断ができず、やりこなせません。
学校の宿題も自分でできないのに、
中学受験の負荷をかけて、小学校の宿題に親が手をだすなんて本末転倒なんじゃないの?
中学受験なんて無理なんじゃない?
中学校へ行ってからも困るのでは?
ごもっともなんですよね・・・
子どもの自立を考えたら、子供のペースにあわせて、少しずつでもできることを増やそうという考えもあります。
でも、子どものペースにあわせていても、特性としてできないこともあり、子どもの「できる」をずっと待っていても、できるようにはならないこともあります。
「できることを少しずつ増やしていってほしい、成長していく中で子供自身も考えるようになるだろうし、できることが増えていけばいいかな」という考えで、今の生活のフォローをしようと思っています。
まぁ、中学受験を考えている段階で、塾のことも学校のこともすべてやりこなすには、相当子供自身の精神年齢が高くないと難しいだろうなとは思います・・・。
とりあえず、学校の宿題に時間をかけないようにしたい
我が家の現状では4年生、塾では新5年生になり、生活スタイルが変わるというこの時に、学校の宿題スタイルに変化がありました。
今まで、息子の学年では日々の宿題がありつつ、ドリル類は週末にまとめて提出をし、プリント類の宿題は翌日に提出というスタイルでした。
なので、習い事をしている子はある程度、自分で作業量を調整することができていました。
日々の学習と言っても、真面目に取り組めば10分、15分で終わる量です。
しかし、ここ最近になって学年の方針として、
新学年に向けて、1日45分は家庭学習をしっかりしましょう
というお知らせがありました。
・日々の学習に20分くらい
・その他に今までの漢字や計算ドリルで苦手な所の復習、都道府県名を書く、など繰り返し書いて身に着けるような学習をすること
・さらに余った時間で自分の好きな分野に取り組むこと
・毎日ノートを提出すること
と、バッチリ学習モードに突然、進化しました。
高学年に向けての準備のようです。
「同じ漢字をひたすら何十回と書く」というような作業的な宿題ではないので、やり方次第なんですよね。
学校の宿題に関しては、親子と学校で話題にもなっている問題が夏休みなるとでてきます。
親が学校に、「うちの子は忙しいんだから、学校の宿題を減らしてほしい」と直訴するとか、宿題代行に頼んで夏休みの宿題を他人にやってもらうとか、今の時代ならではの新たな問題がでてきています。
基本的に我が家では、担任の先生から言われていることはやること、塾の勉強をするために学校の宿題に時間をかけないという方針です。
多少は親の協力があってもいいと思う
かといって、高学年になるにつれて、塾の宿題や勉強などの時間確保のためにも、学校の宿題に関しては親の協力は多少、仕方がない部分はあるよなと思っています。もちろん、ご家庭の方針もあるかと思います。
息子の場合、要領が悪いこと、ADHDで計画通りに進めにくいこと、気分で動くこと、何が大切か優先順位がわかっていないこと、夢中になると他のことを忘れてしまうなど、学校の宿題に自主学習なんていうものが入ったら余計に時間がかかってしまうんです。
与えられたドリルなら終わりがあるのですが、自分で考えて取り組むというのは、結構時間の使い方が難しい~。
妹の場合は自分でやるべきことはやるので、ちょっとしたアドバイスやフォロー程度ですみましたが、それでも中学受験の勉強に重点を置くと、学校の宿題は効率よくやりたい・・・
とりあえず、息子の場合、4年生で始まったこの自主学習。お休みの日などにまとめて違う紙にやり、宿題提出日に貼りつける作戦にしていました。
自主学習の宿題をやるからには塾の復習で
息子と相談し、理科のメダカの雄雌の違い、昆虫のからだのつくり、星座、日本地図、地図記号、百ます計算など塾の復習も兼ねた取り組みをすることにしました。
参考資料や白地図などは私がコピーして用意です。
ほかに何か自主学習にもなって、せっかくだから身につけられるものは何かないかなと思っていたところ、あるものを発見!
息子が、小学校3年生の時にやっていた作文専門の通信講座「齋藤孝先生監修の作文通信教育「ブンブンどりむ」
コースによって副教材が異なるようですが、息子の時はこのような冊子があったことをすっかり忘れていました。
ことわざ辞典、四字熟語辞典、慣用句辞典、ものしりクイズ、漢字パズル集、まちがえやすい漢字集、使い分け事典・・・
その時は、まだ中身もあまり見たり、覚えようとしていなかったのですが、今見てみると、なるほどぉ!!これはいい!!という内容。。。
間違えやすい漢字集では、「教」という字の「子」は、横棒がはらうという細かいところが載っています。
知らなかった・・・
使い分け事典では、「あう」には「会う」「合う」、「たま」には「玉」「球」があるなど、内容によって使う漢字がちがうということが書いてあります。
小さい冊子ではありますが、国語全般で意識しておいた方がよいという内容が有り難いですね。
お友達はマリオメーカーのコースを考えてきたとか、ポケモンの絵をいっぱい描いてきたとか、様々だったようです。
自主学習ってどこまでありなのかな???
やることに困った時は、「お母さんからの挑戦状」という感じで、私が問題をだすことにしました。
基本は、
学校の宿題に時間をかけない!
でも、やるからにはちょっとでも身になるものを!
です。
お母さんからの挑戦状
というわけで、お母さんからの挑戦として1日分、次のような問題を出しました。
どこかの入社試験にでた問題です。
【問題】
3Lと5Lの容器があります。
この容器を使って、4Lの水を作りなさい。
ただし、水はいくらでも使える、目盛りは使わない、同じ高さの水を使うというのはNGです。
息子に、この問題を出してみたところ、
えぇ~~~!容器が3つなきゃ無理!できるわけないじゃん!
と超やる気ないモードに・・・。
入社試験よりも前に、入試でこういう発想が必要なことってあると思うんです。
こういう問題がでているんだから、「容器が3つなきゃ無理です」なんていう解答になると思う?考えもしようとしないで、あきらめるなんてダメだよ!
と、息子の弱気モードがちょっと見えた私。
ほんのちょっとだけヒントをあげると、息子は急に世界が明るくなったようで、ひらめき、超嬉しそうになっていました。
入試の短時間、しかも緊張して頭がカチコチの状態にならないように、常に色々な発想って大事だと思うので、たまにはこういう問題もありかなと思います。
みなさんは、この問題わかりましたか??
解答を書きますね。
【解答】
3Lの水を2回、5Lの容器に入れようとすると、3Lの容器に1L残る。
5L容器に入れた水を捨て、3L容器に残っている1Lの水を、空になった5L容器に移し替える。
3L容器を満タンにして、5L容器に写しかえれば、1L+3Lで4L になる。
ということです。
物事、色々な見方って経験をしていないとひらめかないですよね。
残りの宿題貯金をするために、週末にまとめてとりあえず立体図形を書いてみたり、天才くらぶチャレペーの低学年のような時間がかからず、ちょっと考える問題を息抜きがてら、やることにしました。
謎解きやクイズ番組も思考力や知識が増える
宿題と言えども、少しは楽しくやりたい自主学習。
担任の先生によっても、内容のゆるさは違うと思いますが、妹の場合は謎解きが好きだったので、謎解き本を使って自主学習にしていました。(難易度があるので、子供によって内容を私が選んでいました。)
大人がやっても面白いですね!
知識もひらめきも、大人より子供の方があるかもしれませんね。
テレビを見る習慣があまりない今の子供たちですが、人気番組の本もチャレンジしてみてください。