2020年中学受験組の娘は日能研に通塾中です。
春になると、中学校では学校見学会、文化祭、体育祭などが始まり、6年生としては志望校をある程度絞っていく時期になってきています。
塾からも現時点で考えている志望校アンケートを参考に個別面談もあり、親として色々なことを考える時期が・・・
現実をみないといけない日が近づいてくる
娘の偏差値がガッタガタで、今の段階ではとりあえず「娘が行きたい学校」「通学できる範囲」を志望校として幅を広げ中です。
志望校選びで、2018年受験組の兄の時に迷ったことなのですが・・・
それは、ストレートに言って
ということ。
もちろん、子供の偏差値が高くても入試に「ゼッタイ」ということはないですし、狙って合格できるものでもなく、あくまでも志望校選びで想定する時に考えたことの体験談です。
私自身が約30年前に中学受験を経験して
ミラクル合格だった私の場合
私自身が約30年前に中学受験をした当時、今のようにネットもなかったので、圧倒的に情報量が少ない時代でした。
周囲に中学受験をする子もいなく、私自身も親からの提案で「制服がかわいいな~」という程度で始めた中学受験。
第一志望校には偏差値が届いていなく、塾からもノーマークだった私がミラクル合格となり、その時は大喜びでした。
中高一貫に入学して勉強面で必死に
入学してみると、キリスト教の伝統を重んじる女子校でガッチガチの校則でした。
まぁ、親からすると安心できる学校でした。
私自身はあまり個性もなく、型にはまるタイプだったので反発もせずに、生活面は周囲に合わせていました。
しか~し!!
勉強面に関して言うと、
なんでそんなに、みんなは勉強ができるの~?
という状態で、もう必死の毎日。
予習もして、英訳も全部やって、追われる日々。
数学は授業時間になかなか理解できなくて、中高一貫だから進みが早くて・・・
しょうがなくテストの前日に英語の文章を丸暗記して、何とかしのいでいた状態
コツコツタイプと言えども、勉強面ではかなり大変でした。
かといって、出来る子が余裕っぽい態度だったかというとそうではないし
また出来る子も必死で勉強していたので、さらに私みたいなどんくさいタイプがきつくなる・・・
というループでした。
息子が中学受験を経験して
発達障害で知能指数が高いタイプ
私自身の体験談から、
と思っていました。
でも、息子は私とはまったくタイプも能力も異なり、ADHD不注意型のIQが高く、特に理数系が得意。
脳神経の病院の先生からは
「こういうタイプの子は偏差値が高めの学校で、自由がきく学校が向いている。中途半端だと授業がつまらなく感じたり、物足りなさがでてくるので、周囲からの刺激があった方がよい」
というアドバイスでした。
持ち偏差値より高めの学校へ進学して
結果的に、親が気に入った校風と息子の行きたい学校が一致し、すったもんだした挙句の第一志望合格となったのですが、実際の偏差値は日能研のデータで言うと、持ち偏差値が3くらい低い状態でした。
特待で入学している子もいる中で、息子は入試結果はギリギリではないものの、1問の配点が高かったので、数問間違えていたらヤバかったという状態。
余裕ある合格ではありませんでした。
入学してからどうなるかな~、気分で動く子だし、私みたいに「なんとかしなきゃっ」と焦るタイプではなく、「できない」と逃げるタイプ。
学校からの話
中学に入学した当初、保護者説明会で先生からお話がありました。
学校に入学した経緯はみんな様々。(第一志望、滑り止め、家が近い、やりたい部活がある)
統計を見ると、入試での成績と、入学後の成績に関連性がなく、滑り止めとして入ったからといって甘くみていれば成績は落ちる。第一志望校として希望を持って前向きな生活をすれば成績はあがる子もいる。中には燃え尽き症候群の子もいる。
そうだよね。友達や部活に影響されたり、どんどん変わっていくよね。
意外にもなんとか1年生を過ごせた
そんな状態で入学し、1年間を過ごしてきましたが、一時期は補習対象者になったりしつつも挽回し、がむしゃらに勉強している様子はま~ったくありませんが、それなりに親の呼び出しもなく、周囲についていけていた?ぶらさがっていた?ようです。
学内順位をみると・・・ひぇ~と思うくらいですが、とにかく我が家の目標は、「1年生は学校を楽しんで!」と思っていたので、まぁ今後が大変になっていくでしょう・・・
みんなそれなりに定期テストは点数をとってくるので、息子も油断しちゃいけないということはわかったみたいですね。
みんなやる時はやるんだなぁ。仲の良い〇〇くんはノートもバッチリで全部覚えてるんだもん。
みんなやるべきことはわかってて、普段からちゃんとやってるんでしょ!
板書が苦手な息子は、プリント管理だけで試験前にあたふたですからね・・・。
まとめると・・・
体験談は書いてみたものの、結局は何が言いたかったのかというとですね、
・私の体験では、ミラクル合格で入学後、みんなが出来過ぎて大変だった(昔なので情報もなく、知らないで入学した経緯)
・息子の体験では、余裕合格している子(特待など)は、やはり出来るが、遊びすぎたり、部活に夢中になって「成績が下がってヤバイ」と言っている子もいる
・素質がある子はやる気がでればやっぱりできる
・息子のように、ガッツがなくIQの高さで何とかなってしまうタイプはそれなりにやっていくのかも(相変わらず、親が声掛けしないと動きませんが・・・)
・余裕ある合格で特待を狙うのもあり、学内の上位をキープして推薦狙いもあり
・校風で勉強重視の学校は、出来る子はしっかりやるので、ギリギリ入学でついていくのに大変なこともある
・余裕があると思って入学しても、授業の進みも早く、生活環境や周囲の友達の影響、親の管理が減る分、成績に影響がでやすい
・中学受験で燃え尽き症候群となり、やる気がでないことも
これがすべてではなく、色々な考え方もあると思いますが、私の体験談の1つとして考えてみました。
中高6年間で、中だるみの時期もあるでしょうし、反抗期の成長途中でずっと同じように走り続けるわけにもいきません。
その辺りの様子は、学校もよくわかっているようで、大学受験に向けてのスタートは中3あたりから自覚をもって動き始めるとまた、変わってくるようです。
(中学受験直後から大学受験に向けてスタートしている子たちもいるんですよね。)
偏差値に対してのミラクル合格や、余裕ある合格ということが受験前には気になっていましたが、校風や勉強重視かなどの情報を気にしつつ、「行きたい」と思う学校選びをしてほしいなと思います。
入学してからなんとかなる、なんとかするっきゃない、楽しみつつ、勉強も頑張って欲しい、どこの学校へ行っても、簡単な勉強ではないので、それなりに悩みはでてくるんじゃないかなと思います。