夏期講習が終わった~!と喜ぶのは子供だけではなく、親も同じ気持ちですね。
1日のうち、息子が長時間を塾で過ごすので、私自身に時間ができるかな?と思いきや、2歳下の妹もいるので、なんだかんだとあわただしい毎日でした。
しかも、学校の宿題も塾の合間にやらないといけなく、下書きやら清書やら一行日記、思い出の絵日記、自由研究などなど親としても「あれやって!これやって!はい、次はこれが残ってる!」と計画を立てて、塾の勉強の合間にもぐり込みです。
夏休みに色々な問題集をやる余裕なんてなく、日能研オンリーの生活でした。
6年生の夏休みの目標はとにかく塾へ行くこと!
毎日の過ごし方
夏期講習中はスキルアップ演習が1コマ、授業が5コマで算数・理科の組み合わせ、国語・社会の組み合わせが毎日交互にありました。
お昼過ぎから授業だったので、その日の夜と次の日の午前中にやり残しや共通問題の復習です。
メモリーチェックの理科と社会の専用ノートが配布されたので、自分のペースですすめて先生に提出、チェックがあります。
前回の記事で書いたように、我が家の息子は気持ちの切り替えにしっかりと休憩時間が必要なため、やれる範囲で短期集中。
夏期講習の始めは、塾へ行くか行かないかという状態でもあったので、色々と工夫を考えました。
やる気を出すためにした工夫
じゃじゃ~ん!
その名も「夏休みチャレンジ!」適当につけたタイトルですが(笑)
100均で買ったマス付きの模造紙にスケジュールを書いて、やることを付箋で貼りました。
模造紙が大きいので、階段の途中にある壁に貼り、通るたびに「見る!」っていうか「見ろ!」ですね。
国語・・・ピンク
算数・・・水色
社会・・・黄色
理科・・・黄緑
我が家では、塾のノートも学校のノートも付箋も4年生の時からこの色分けで科目の判断をしているので、一目で何の教科が残っているかわかります。
しかも、もう一つの目的は、塾に遅刻しないで行ったか、欠席していないかを花丸、〇、△、×でわかるようにしています。
文句なしの通塾なら花丸で、少しの遅刻は〇、大幅遅刻は△、欠席は×。
国語だけ個人指導をお願いしたユリウス(日能研系列の個別授業)も書いてあります。
夏期講習がスタートしていきなり最初の1日目は大幅の遅刻!しかも、2日目は欠席!
途中何度か、塾の先生が車まで様子を見に来てくれたり、親子バトルしたり、モヤモヤしたりしていましたが、後半は自分で塾に行く前に気持ちを切り替えられるようになり、花丸が連続しました。
やっとこの状態になれて、ちょっと前進の我が家です。
こんな当たり前のことですが、私の心が軽くなって笑顔が増えますね。
付箋はがし法で見える化
階段の壁にどど~んと貼ってある「夏休みチャレンジ!」表ですが、有効活用し、はがした付箋はこんな状態になりました。
はがした付箋は子供が作った「ろうや」コーナーへ移動。
付箋があまりはがせていなかったピンク色は・・・息子が大嫌いな国語の共通問題が全部残っております(泣)
文法は駆け足状態でなんとかやったのですが、共通問題は手を付けず・・・。
そして、黄色の付箋がどっさり残っている理由は、メモリーチェック(問題集)の社会が終わらなかったぁ。
コツコツやることが苦手な子なので、1日3ページを目標にして夏休み中に終わらせる計画が、嫌いな社会なので、なかなか進まなかったですね。
算数と理科は大好きなので、付箋を全部はがしましたが、やっぱり苦手教科から逃げてばかりもいられないことがテスト結果からよ~くわかったと思います。
一応、はがした付箋はゴミ箱にすぐ捨てず、ろうやコーナーへ移動して達成感がでるかな・・・という気持ちで貼ってあります。
でも、苦手な国語が少ないよねぇ。
でも1つの付箋に授業1日にやった3コマ分の復習だから、かなりのボリューム、よく頑張りました。
気持ちの切り替えをするためにやったこと
発達障害の息子の最大の問題は、「気持ちの切り替えが苦手」ということ。
薬のおかげか、生活リズムはそれほど崩れることはありませんでした。
6年生の夏休みは、とにかく塾へ行く事が目標!行けば楽しく授業を受けてくるので、家を出て塾へ!と思っていました。
息子が塾へ行くためにはどうすればいいだろう?
「心が満たされれば動く!」ということに気が付いた
息子の様子を見ていると、心が満たされると約束を守るし、やるべきこともやる傾向にあるということに気が付いたんです。
簡単なことでいえば、今読んでいる漫画を読み終わったら勉強を始めるということ。時間が来たから途中でやめるのではなく、自分の中の区切りがあるんです。
それが、ダラダラと引きずって約束を破ることもありますが・・・時間がずれたとしても、心が満たされると次の行動に移しやすい傾向があるなと発見!
傍から見たら、ただの我慢ができないだけでは?となりますが、息子なりに自分の中の切り替えスイッチがあるようなんです。
塾へ行く前にバッタを捕まえに公園へ
この夏は、午前中は勉強というよりバッタを捕まえに公園へかなりの頻度で行きました。
6年生の中学受験生・・・
なぜに今バッタなのですか???
バッタ捕まえたら塾へ行くよ!
それならば・・・ということで、私は昆虫嫌だ・・・と思いつつ、軍手をして、虫かごを持って、息子と一緒に草むらの中へ・・・。
捕まえるだけ捕まえて、何やら観察して、最後は逃がして時間切れに。
息子なりに、やりたかったことなんでしょうね。急いでお昼ご飯を食べて塾へ行く回数が増えました。
塾へ行く前にゲーセンへ
一時期、息子はゲーセンの釣りスピリッツやメダルゲームにはまっていました。
これまた、
少し遊んだら塾へ行くよ!
もうね、真剣にやるべき問題集を解いてほしいという想いよりも、「塾へ行くこと」に重点を置いていた我が家としては、ある程度の勉強と兼ね合いを見つつ、息子が満足するなら付き合ってみようと思うことにしました。
追記:息子が大きくなっても「自分の中の切り替えスイッチ」があるらしい
追記ですが、息子が大きくなってみてもこのような「気持ちの切り替えスイッチ」があるな・・・と思います。
行動がすぐに切り替えられず、家でグダグダ、もたもたしているように見えても、自分の中で「よし行くぞ」と思ってから動けるようです。
そんな葛藤している中で私がワーワー言うと、うるさく感じてやる気をなくしてしまうそうなので、
わかっているから黙っててくれない?
と言われたことも。
親として「待つ」というのは難しいしですが、大事なことで私の中の課題でもありました。
遅刻しちゃう!間に合わない!
ワーワー言わずに、その後のフォローをするべきだったな・・・
夏期講習のテスト結果
夏期講習中のテストは全部で4回ありました。
6年生の前期はやる気がなかった状態だったので、共通で5、応用で3というような成績もとりましたが、夏期テストは共通7~8、応用5~6。
算数と理科はパワーアップした感じですが、社会は抜けが多かったり、漢字間違い、国語は相変わらず平均点よりウン十点も下で、伸びしろのはずが、のびませ~ん。
学校によっては、理科の配点が少ないので、やっぱり国語が出来ないのは痛いですね。
夏休みに成長すると実感
塾では「夏休みで多くの子が変わりますよ」と言っていたのですが、我が家の場合は、春に塾を休会していたり、小学校が遅刻が多く、不登校になりかけていたり・・・夏休みの大変さで受験終了となるか、何かが変わって乗り切れるか、なんとなく今まで通りにダラダラモードでやり過ごすのかわかりませんでした。
途中、塾を休んだり、行く気がなかった状態の息子に私が怒り爆発したことも。
ただ、もう自分でも十分わかっているだろうなと思ったので、今までのようにあーだこーだ言うこともなく、距離を置いたことがありました。
そこで息子が自分がしたことを反省し、もう一度やり直したいことを言ってきたので復活しましたが、まだまだあぶなかっしい面はあります。
そこはフォローしながらアメとムチですね。
国語は毛嫌いしている科目なので家で勉強するよりも、ユリウスで基礎をやりつつ自信をつけるところから始まり、9月からもお世話になることになりました。
夏期講習後半は塾、勉強、遊びを自分でも上手く予定を立てて流れができ、成長したなと思います。
毎日、バッタ捕まえやゲーセンに行ったもんね・・・
忙しくても心が満たされて、うまく回っていたのかもしれません。
もちろん、背だけでなく、口も成長しているので、話し合いになると納得するまでが長く、私も酸欠になっちゃいますが・・・
(-_-;)
しっかりした部分もでてきたので、このまま9月から・・・あぁ~、学校へちゃんと行くのだろうか・・・心配はつきません。
ただ、もう本人も受験はやめないと言い続けてきたことですし、親としても今更受験をする、しないと言っている時間ももったいないので、なんとか解決方法を見つけながら進んでいかなきゃな~。
泣いても笑ってもあと数か月です。
マイナビの連載コラムも参考にしてください
株式会社マイナビの中学受験情報「中学受験ナビ」にて我が家の体験談16記事が掲載中です!
私の悩みや葛藤も書いているので、参考にしてください。