6年生の4月から中学受験のために通っている日能研を2か月休会した息子ですが、復活してからは塾へ行く生活が戻りました。
が。。。
発達障害の不注意型ということで、切り替えが困難なところが生活面で多々あるんですね。
塾へは車で送迎しているのですが、到着してもなかなか車から降りないことも・・・。
私としては、何をそんなに躊躇しているの?行くしかないでしょ!と思うのですが、息子なりに、なんかドキドキする、モヤモヤするという日もあり、車に10分以上いることも。
塾に遅刻の電話をしようとすると、「もう行くから電話しないで~!」という息子。
そんなところでひと悶着。(正直、6年生の行動ではないんですよね。)
塾の先生も、気を使ってくださって、車まで来てくれることもありました。
先生においでおいでされて、スタスタと行く息子・・・コンサータという薬を飲むようになってからは、自分からなんとか行くようになりましたが、塾には結構、ご迷惑をおかけしております(-_-;)
成績もガクンと下がっていることもあり、塾の先生と久しぶりに面談をしました。
塾の先生にも発達障害をカミングアウト
何か変わるわけではないけれど・・・
主人と相談して、塾には息子が発達障害の不注意型であることを言うか言わないか、という話をし、やっぱり迷惑をかけているし、周囲の理解も大事なので、面談で話をすることにしました。
塾の先生としては、色々なお子様がいるなかで、発達障害や学習障害かなと思う子がいても、その子その子に声掛けをしているのでそこまで踏み込んで聞いていないそうですが、言ってもらえると親子の関係や方向性、受け取り方など、それを踏まえた対応がしやすいとおっしゃっていました。
確かに、志望校選びの相談をしても、塾の卒業生(中1)が遊びに来ているのを見て、結構へとへとになっている子とか、伸び伸びした感じになったとか、宿題に追われて大変そうとか、情報を教えてもらえます。
偏差値だけでなく、息子にあった校風の学校も相談でき、カミングアウトしたことで親としても話しやすくなりました。
私立中学進学フェアで直接学校の先生に質問
中学受験合格でも入学拒否というニュースを知って
たまたま見たニュースで気になる情報がありました。
2013年のニュースで、福岡県の中高一貫校に合格した発達障害の子が、「受け入れ態勢が整っていない」として、入学辞退を迫られるということが・・・。
学習面では問題がなかったのですが、集団行動や対人関係が苦手だったそうです。
両親は入学金を振り込む前、学校側に事情を伝えたが、「大丈夫」との回答だったので、今までの経過を文書にして学校への配慮を求めたところ、学校側の態度が硬化し、入学金を返還、公立中学へ進学することとなったという記事でした。
(2013/06/11付 西日本新聞朝刊より)
今の中学受験は、内申書や通知表の提出がなかったり、面談がなかったり、入試の結果だけで判断する学校が多いようです。
こういうことを知ると、なんでもかんでもカミングアウトすることがいいのか、グレーでごまかした方がいいのか・・・親としても色々と考えてしまいます。
ちょうど、私立進学フェアが開催されるということもあって、実際にそれぞれの学校へ聞いてみようと出かけてきました。
合同フェアは情報収集におすすめ
4年生くらいから、文化祭などで学校見学をしてそれぞれの学校の雰囲気などはわかっていましたが、6年生になると、もうちょっと詰めた情報収集が必要だなと思いました。
特に、我が家が気になっているのが、やはり「発達障害の子の受け入れ」が気になるところ。
塾の先生もそこまで踏み込んだ内容はわからないということだったので、自分で私立中学進学フェア(予約不要・無料)に行ってきました。
千葉県内の23校が参加しているので、1か所で色々な学校の先生と直接お話ができることは、とても有難い!
息子が塾へ行っている間、学校ごとのブースで立ち話形式だったり、座りながらお話をさせていただきました。
ずばり!発達障害の子について質問
さて・・・どう切り出したらいいのやら・・・。
とりあえず、「学校の校則のきびしさと宿題、提出物について」から質問をしてみました。
5校のお話を聞いたのですが、だいたい、スマホの管理についてお話がありました。
【スマホ】
・ロッカーに入れて置き、音が鳴ったり触ったら呼び出し
・貴重品袋に預ける
・許可制
【宿題】
・担当の先生による
・だいたい数学と英語は宿題になることが多い
その後、「提出物が苦手、中には変わった子と見られがちな発達障害のお子さんはいるか?どういう対応か?」という内容で質問してみました。
5校とも、丁寧にお話してくださいました。
・実際に発達障害のお子さんはいる
・教科担当と情報共有でき、その子その子の対応ができるので、親が子の様子を認めているのであれば事前に面談でお話してほしい
・逆にあいまいだと、やりずらい
・カウンセラーが学校にいるので、親も子も相談しながら対応できる
・発達障害が理由で退学はないが、登校日数については高校進学に影響。起立性調節障害などの理由による遅刻は考慮
・病院の診断があった方が対応しやすい
・社会人になることを踏まえて、時には突き放すこともあるけれど、見守る方針
どの学校も、「学校と親と連携をとっていきましょう。なので、親御さんからお子さんの様子をお話していただくと有難い」というお話でした。
この進学フェアで色々とお話させていただいて、息子の進学についてまた考えることがでてきました。
千葉県の学校は大学名がついている学校が結構あります。
他大学へ受験する前提でもあり、内部進学もできる附属校?と、単純に思っていたのですが、意外とそう簡単な話ではないことを知りました。
息子がこんな状態なので、出来れば、大学までエスカレーターが希望だったのですが、実は・・・同系列の大学でも一般受験と同じように試験を受けないといけないとか、推薦と書いてあっても他大学へ行く学力がないと、内部進学ができないとか・・・。
う~ん・・・大学受験が前提のようです。
なかには、のびのびしながら大学へほぼそのまま進学しますという附属校もあったので、学校名だけで大学もついていると思わない方がいいですね。
附属によっても、いくつもの系列高校があるなかで、大学進学の枠の割合が異なることは知っていましたが、内情が色々とあるようです。
よく調べなおさなくては・・・。
親として考えること
学校でも習い事でもそうですが、親が子供のことをどうやって相手に伝えるか・・・。
私も、正直、息子が発達障害(不注意)だということを認める勇気が以前はありませんでした。
成長とともにおさまるかな?変わっていくかな?という淡~い期待がありましたが、実際は次から次へと色々なことが勃発(泣)
日常生活に困難をきたし、周囲に迷惑をかけて苦しむよりも、親として対策を模索しつつ、周囲に理解、協力してもらいながら子育てすることで、何とか乗り越えていける気がします。
そうは言っても、涙する日々も多く、イライラ~、どっか~~ん!
息子がキラキラできる理科という分野を伸ばしてあげる方向で、道を選んでいきたいと思いました。