子供たちの小学校のクラス役員をなんだかんだと5年連続引き受けてきましたが、今年はクラスの学級代表の中から選考委員という役になってしまいました。
学校によって推薦委員とか、選考委員とか呼び方があるようですが、来年度のPTA本部役員を決めるための委員ですね。
立候補がいない場合、電話をかけて
「本部役員に向いていると思うのですが、興味ありませんか?」
「推薦でお名前があがっているのですが、やっていただけませんか?」
など、電話で声掛けをする嫌な役割。
あぁ~、やだなぁ~
PTA本部役員のハードルが高くなっている!?
クラス役員決めでさえ積極的な人が少ない状況
子供たちが通う小学校では新学年の最初の授業参観&懇談会でクラスの役員決めをします。
出席者の中で役員決めをしようとする流れが出来上がってしまい、みんな授業参観の後の懇談会に出席せず逃亡~。
お人好しが損をするということで、私、なんだかんだと5年連続役員をやっております・・・。
息子がトラブルをいつも起こしているので、学校と関わっていた方がいいかな・・・
周囲にも迷惑をかけているので、償いの気持ちがあるのも正直なところ・・・
でも、こんなに毎年やらなくてもいいんだけど・・・
結局は、お仕事をされていたり、介護をされていたり、未就園児がいたり、ご自身の体調が悪かったり、みんな事情があるんですよね。
まぁ、少しずつ役員決めの制度が変わってきて、これからは平等になるので、こちらは一件落着ですが、お次の問題は「PTA本部役員決め」が出てきました!!
今までの選考委員は楽だった?
PTA本部役員は任期2年で、2年目に次の人に引き継ぎをし、引退ということになっていますが、実際は2年以上の長期間、PTA本部を続けている方もいます。
今までは毎年、保護者に立候補や推薦のアンケートを配布し、ほぼ「ゼロ」回答なので、本部さんが知り合いを口説いて本部に入ってもらうという習慣ができていました。
やってくださるのは、とってもありがたい!
と思っていましたが、慣れ過ぎてしまうのも良くない結果になってしまったり、ワンマン運営になりがちということで、任期をしっかり守ろうという改革が行われる話がでました。
本来は、選考委員が秘密にして人選を行うべきということですが、どうしたって「やる人が毎年いない!」
今年もまた、本部さんが声掛けをしていつの間にか決まっているのかな~と思ったら、大間違いでした。
PTA本部役員決めのルールも変更
PTA本部役員さんには、お母さんだけでなく、お父さんも参加されています。
自営業の方もいらっしゃれば、サラリーマンの方も。
そして、リーダーシップのあるパパさんが、PTA本部役員の改革案を掲げました。
PTA本部の口コミで仲間が増えたため、井戸端会議になってしまったり、責任感がなく、たまにしか出席しなかったり、仕事ができないのにただいるだけで「PTA本部役員やりました~!」というのは困る。
来年度からPTA本部役員を2年引き受ければ、クラス役員は子供1人分、免除になる。子供が多い家庭にはPTA本部役員は魅力的になる。
いい加減な気持ちで参加してほしくない。
そのため、少しでもPTA本部役員に興味があれば、説明会を開き、作業内容、どういう人を望んでいるか、あなたができるスキルは何か?、パソコンができるか?、平日の会議に参加できるか?というアンケートを書いてもらう。
そこでやる意識を見せてもらい、その中から、本部が協調性や人柄、アンケート結果を見て、人選を行う。
というルールに変更となったそうです。
えっ~~~!ハードル高すぎやしませんか??
今回、立候補します!という回答はなかったものの、1年生のお母さんたちからは「説明を聞いてから考えたい」という回答に30人くらいいたので、低学年のうちにやってしまいたいという方が多くなったようです。
しかし、お友達同士で立候補したとしても、パソコンができなければ本部の協議で落選することもあるとか・・・。
ひぇ~!役員といっても、能力が必要なんて厳しい~。
現実は主婦でも能力を試される?
確かに、現実問題、本部役員というだけあって、しっかりしていないと困りますし、「あれできない、これできない」では運営ができません。
でも、普通の一般の保護者であって、就職活動と言う訳でもありません。
「やる気!」だけではダメで、参加することに意義があるという考えもあれば、それでは仕事にならないという現実も。
やる気があるなら、パソコンの勉強を少しでもしてと言われた人もいたそうで、主婦でも作業能力で役員の幅が決まってしまうのかぁ。
ちょっと前までは、
「パソコンができないなら、お手紙は手書きでもいいのよ~。味があっていいじゃない?」
と言っている人もいましたが、フタを開けてみれば、白い目で見られるようで・・・立場がないそうです。
選考基準が厳しすぎて猛反発
さすがに、今回の選考基準の改革案は求めるものが厳しいという猛反発を受けて、結局はやってくださる方にお願いするということに落ち着いたそうですが・・・
陰では、「あの人は口ばかりで仕事ができない」などということを聞いてしまうと、ここは会社じゃないんだけどなぁ・・・善意だけではダメなのか・・・わからなくもないけど、難しいなと思いました。
今の時代なのかなと思う
PTA役員問題は、全国的にも話題となっていて、ニュースでも取り上げられるようになりましたが、時間的な問題だけでもなり手がいないのに、仕事能力や人柄まで審査され、PTA本部の内部で人間関係がゴタゴタしているし・・・。
お給料制のお仕事じゃないからといって、いい加減な気持ちで引き受けられても困りますし、中には色々トラブルや問題を起こす人もいるため、今回のルールは用心した結果だと思いますが、主婦のパソコン能力が必要とされることは「時代」なんでしょうね。
子供たちのことを考えてのPTAならば、パソコンだけではなく、他にもやることはありますが、分担作業がうまく機能することがベストとは思いつつ、現実、難しいところもあります。
今回、選考委員ということで初めて体験しましたが、ますますPTAの意味がわからなくなってきてしまいました