息子が小学校4年生の時、新聞が大好きという先生が学年にいました。
そして、毎週末には新聞記事を選んで簡単にまとめるという宿題がでていたのですが、最初は結構大変でした。
しか~し、慣れてくると、
あれっ?これってすごいよい学習方法じゃない?
と、私が思うようになったんです。
4年生の息子は、「面倒なんだけどぉ~」とぼやいていましたが・・・
新聞を使って文章をまとめる&考えを書く練習
新聞の宿題ってどういうことをするの?
毎週末にある、新聞に関する宿題。
最初の60字に記事の内容をまとめる、後半の90字に自分の体験などをまじえて感想を書く
というものでした。
150字のマスに、1週間にあった出来事、社説、投稿記事など自分で記事を見つけて、内容をまとめて感想を書くというものです。
新聞大好きで、新聞を使った学習活動をされている先生が1人いるため、学年でこのような取り組みがありました。
百人一首が大好きな先生がいると、その学年は百人一首がものすごく強いなど、先生によってカラーがでている学校だったんですね。
子供たちにとって、何かに一生懸命取り組むことは1年という単位を考えると、とても影響するので親としても有り難い経験でした。
実際にやっていた作業は最初とても大変だった
まず、我が家では新聞をとっていません・・・
なので、新聞紙と言ったら、おじいちゃんのおうちから数束もらってきて、書道で使うようなくらいで記事の内容は読んでいませんでした。
世の中のことはネットニュースで十分!と私たち夫婦は新聞に興味なしでして・・・
しかし、毎週の宿題となっていたため、おじいちゃんから週末だけ新聞をもらうようにお願いしました。
おうちで新聞をとっていない子は、学校にある新聞から記事を選んで切り抜いてOK。
インターネットの記事はダメというルールです。
まずは、記事選び。
子供は、何をどう選んでよいのか全くわからず・・・写真を見て選んでいる状態・・・
興味があるものと言えば、
それは広告だよっ
と、子供自身は記事がどれか見わけがよくわかっていないこともありました。
4年生が始まった新学期の頃は、私も
えっ~!これ結構面倒だし、難しいし大変な宿題だね~。これじゃぁ、親の宿題だよ。
と、やっている取り組みはすごくいいことかもしれませんが、最初のうちは大変でした。
お次に、記事を決めたら読まなくては「まとめ」と「感想」が書けませんよね。
しか~し、言葉は難しいし、習っていない漢字も多くて、1人では無理!
「題材を学校でいくつか選んでほしいな」と思った私。
書いてある言葉も結構難しく、子供にかみ砕いて説明するのも一苦労でした。
夏休みくらいまでは、親がかりでやっていたのですが、だんだんお互いにコツがわかってきたんです。
記事選びも、難しい話ではないものを探せば、子供にもわかりやすい話がいっぱいあること、手紙の投稿などは、心温まるエピソードやおかしいと思っていること、自分が参加したい、したことがあるイベント情報、スポーツ好きならスポーツについてなど新聞にはたくさんの記事があります。
何も難しい経済などを選ばなくてもいいんですね。
ただ、事件についての記事はNGということでした。
文章が苦手だった息子は「作文」の通信教育でコツをつかんだ?
息子は、頭で色々と考えてしまって、文章の構成ばかりを気にして、手が動かなかったんです。
文を書く作業では必ず居残りか、持ち帰りの宿題となっていたため、親としてこれはまずい!!と思っていました。
そこで見つけた
小学生×国語力=お子さまの未来を変える!
無料体験キットプレゼント中!
という作文の添削をしてくれる通信教育を1年間やっていたことがありました。
子供にとって必須のキャラクターたちがストーリー仕立てで展開していってくれて、無理がない量で、進めやすそう!
資料がとてもわかりやすく、子供にも取り掛かりやすく、親への情報誌もいいネタがいっぱいで嬉しい!
実際に体験してみると、
- テキストでは1つのテーマの中で、文章の組み立て方を順序良く、わかりやすく、難しくなく、数回にわけて構成していき、最後に自分でまとめる
- ストーリー仕立てで抵抗なく取り組みやすい
- 課題提出は自分でテーマを考えて、自分なりに書いてみる。1ヶ月に2回の提出
- 提出した課題の添削には、先生からポイントをびっしり書かれているが、上手にほめてくれて、子供にも読みやすい字で素直に受け入れられる
- ポイントシールで景品を目指せる
- TVにも多数出演されている明治大学文学部教授の齋藤孝先生が監修しているということで、知名度も内容も安心感があってバッチリ
- 書く力だけでなく、国語力を効果的に身に着けられるように考えられている教材
- 文章を書くという拒絶反応を和らいでくれる
- 1日10分程度でできる量なので、毎日コツコツ飽きずにやれる
- 親は教え方もコツもわからなかったけれど、自分も勉強になった
- 親がイライラしないですむ
半年以上、やってみると変化がでてきた
最初は、新聞スクラップの宿題にかなり時間がかかっていましたが、段々と息子自身でも新聞を広げて、
この話題はどうかな?
とだいぶ選べるようになってきました。
出来が良いと、新聞スクラップが教室の後ろに貼りだされるため、嬉しいことも。
でも、息子は文章を書くことが大の苦手。
(私も人のこと言えませんが・・・
今までもどうしようもなかったことが多々あり、まったく手が動かなかった息子ですが、通信教育のおかげで、文章を書くという大きなハードルが、息子にとって低くなったように思います。
子供って、何も考えていなくて手が動かないのではなく、逆に頭で色々考えてしまって上手く表現ができない、まとまらないということが多いようですね。
そういう場合には、
と感じました。
応用すると、その1つ1つの文にエピソードを追加したり、感想を増やしたり、出来事を詳しく書いていけば長文になります。
そういう意味では、この新聞スクラップも150字というそんなに長い文章ではなく、出来事と感想を書くちょうどよい長さなので、積もり積もれば子供も自然と力がついていっているなと思います。
最初は取り組みにくかった新聞スクラップですが、これからの時代の子供たちは、自分でまとめて、自分で言葉を発信していく力が必要と言われていますので、学校の宿題に感謝です!!
中学受験の時事対策!子供新聞or新聞をとっていなくても
大人はインターネットでニュースや、たくさんの情報を自分から知ろうとします。
しかし、子供はインターネットで見るものはニュースではなくYouTubeになっちゃいますよね。
新聞学習によって、ネタ探しをしているだけでもニュースの内容を知ることができました。
新聞記事は中学受験では時事対策にもなります。
しか~し、塾のテストではちょこちょこと時事問題は出ていましたが、本格的にまとめてやるのは秋以降、ましてや冬休みだったりすることも。
そこから一気に覚えるのにはきついです。用語だけ覚えても、使えませんからね。
特に、わが家の息子は小学校6年生の時に2ヶ月も塾を休会するという・・・
その後も、塾を休んだり、不登校になったり、それでも受験はやめないという息子の意志もあり、普段から会話の中でニュースの話題は話をしていました。
でも、私の会話だけでは全然情報量が少ない・・・
ヤバイ・・・
詰め込み式だ・・・
せっかくコツコツとやっていこうと思っていたのに・・・
親にも根気が必要でしたね。
小学生新聞の定期購読
毎日、新聞のスクラップをすることは難しいですが、ネタ探しをしつつ、記事に注目するだけで学習になります。
子供新聞の方が読みやすいですし、定期購読しているご家庭も多いようですね。
ついつい三日坊主になりがちなので、自主学習に取り入れてみるのも1つです。コツコツやるほど、すごい蓄積されます。
日々の習慣として、自分から新聞を読む子はえらいなと思います。
精神年齢が低い我が子、根気がない私には、なかなか継続が難しいことでしたが、やっぱり新聞の力はすごいと思います。
新聞をとっていなくても・・・
新聞を定期購読していない、でも時事問題は気になる、小学校6年生の秋から一気にやるのは無理だから、コツコツやっておきたい!
というのであれば、塾のサイトを利用するのも1つです。
サピックスが読売新聞とコラボしている「じじもんスクラム」。
ニュースのトピックがあり、キーワードやひとことポイントがわかります。復習問題もダウンロードできますよ。
また、メルマガで「次の入試ででる!」と配信している塾もあれば、「次の入試で狙われやすい時事ニュースを大予想!」としてユーチューブやHPでアップされていることもあります。
文章をまとめる力は今後必要になる!
新聞から要点をまとめる、中学受験の時事対策にもなるというお話をしましたが、読書感想文でも、手紙でも、日記でも、文を書くこと、自分で言葉を発することは練習が必要です。
そして、子供にとって、どこから手をつけていいの?とわからないことが多く、パターンやコツをつかんでから広げていくことが近道だなと思いました。
朝日新聞の「今解き教室」も記述、データ分析、読み取り、語彙力など少し高度ですが、これからの子供たちに求められる力だなと思います。