小学生のお子さんは慣用句・ことわざ・四字熟語ってどうやって覚えているでしょうか?
国語で覚えないとわからないものは
コツコツやるしかないな~
と思いつつ、試行錯誤をしてきました。
特に中学受験をするならば、確実に多くの知識を持っている方が有利です。
SAPIX(サピックス)の公開模試で、数字に関する慣用句、ことわざなどがでたのですが、日能研に通塾していた長男は見事に大問0点をとってきたことも・・・
2種類がわかっていないと解けない問題だったので、片方がわかっていてもNGというものでした。
4年生の段階で完全に準備不足でしたね・・・
しか~し、ただ丸暗記すると言っても、膨大な量・・・
6年生では、全教科でやることも多くなり、時間がかかる問題を大量に解かなくてはいけない状況で、
四字熟語、慣用句、ことわざの使い方も漢字も意味もわからない~
となると、かなり焦るよな~と想像しつつ、慣用句も「目」「口」など、体を使ったものだけでもものすごい量ですね。
私自身もなんとなくしかわかっていない・・・、
1つ1つ子供に説明することも難しい~。
なかなか子供も覚えられないよね。
ということで、ある程度の知識は遊びながら早いうちから知っておくと得だな!と実感しました。
そこで中学受験を視野にいれても、入れていなくても、知っておいて損はない四字熟語、慣用句、ことわざの勉強法を紹介します。
親がなんとなく説明するよりDVDで使い方のイメージをつかむ
教育用のDVDが使える!
ドリルやこどわざ・慣用句・四字熟語一覧がずら~っと並んでいても、小学生にはなかなか頭に入らないよな~と思います。
こんな雰囲気の時に使うんだ、こういう時にはこの言葉が使えるんだ、と日常生活で私自身もよくわかっていないので、子供との日常会話に「ことわざ・慣用句・四字熟語」はでません
子供が問題集などに出てきて、「どういう意味?」となった時に調べるのですが、文章を読んでも「ふ~ん」という状態。
そこで、私がわかるものは、
こんな時のシチュエーションは、こんなイメージ。
と、超ざっくり適当になりつつもなんとか話を作ったりしながら説明してきました。
1つ1つ説明するのも億劫だなぁ。
どうしたもんかなぁ。
と思っていた所、よさげな教育DVDを発見!
ことわざ、慣用句、四字熟語のDVDなんて子供が興味持つの?
って思いますよね??
それが、Youtubeでサンプル動画を見てみると、意外にもわかりやすかったんです。
ちょっと幼児っぽいのですが、逆にある程度の知識があるだけに、スラスラとイメージがわくようで気楽に見ることができました。
ストーリーの中の会話がひたすら慣用句のオンパレードなのですが、アニメで状況とナレーションの説明が簡単にあるので、なんとなくイメージがつかみやすいですね。
なんとなく、NHKのアニメでやっていた「スイスイ!フィジー!」に似ている作りのほのぼの系??
慣用句1は80個、慣用句2は90個、
四字熟語は55個が使われています。
中学受験でこの量は完全に少ないのですが、コツコツなので、本をじ~っと丸暗記するより、効率がいいかもしれません。
迷ったので子供にYoutbeを見せて、意見を聞き、慣用句1、2と四字熟語のDVDを買うことに決定。
テンポは速くてよいのですが、アニメと違ってストーリーやリズムが単調なので、一気に見ると眠くなってしまうかもしれません。。。
ちょっとずつ、隙間時間がいいのかな。
小さいうちから利用される方がいらっしゃるんですよね。。。我が家は遅かったので、わかる気がします。
児童幼児向けの学習ビデオ・DVD専門のNiKK(ニック)
今回、慣用句や四字熟語の学習で何かないかな~と調べていて知ったNiKK(ニック)という会社。
他にも幅広く学習向けDVDが発売されていました。
0歳~、3歳~、低学年~、高学年~とあり、ひらがな・すうじ・算数・英語、日本地図、世界地図、国旗、歴史関連、英語、俳句、など「おぼえちゃおう!」「知ってる?」「わかるよ!」「英語のきほん」とシリーズがあります。
中学受験シリーズもあり、日本の産業、体のしくみ、電流・電磁石、力のはたらき(浮力・滑車・ふりこ)など理科も興味深い内容。
どんな内容かはそれぞれサンプルがあるのでYoutubeを見ると参考になり、ついつい私が見入っちゃいました。
日本の歴史でも人物編、時代の流れ編、できごと編があったり、産業や地理がありますが30分くらいの内容なので駆け足的な内容なため、中学受験としてはちょっと物足りないような感じがしますが、映像だとわかりやすく、ところどころに穴埋めのうような問題もでてくるので、さらっとした復習として使えるかな。
もしくは、子供や家庭学習の内容にもよりますが、中学受験を本格的に始める前に先に見ておくのも使い方としてはありかなと思います。
(Youtubeを見た私の感想)
幼児から使えるようにABC、英単語、フォニックス、基本文、フレーズなど英語もシリーズが豊富。
DVDの時間は物によって違い、30分前後~1時間弱のものもあり、様々です。
我が家が購入した慣用句は30分弱ですが、テンポが速く、ポンポンと用語がでてくるので、眠くならなければ、一気に見てもよし、飽きないようにちょっとずつ区切って合間に見るのもよしだと思います。
DVDといっても子供にとったら教育的な内容なので、つまらない子には頭に入ってこないですし、流しているだけでいつの間にか覚えている子、これがきっかけで興味を持つ子もいたり、兄弟が見ていてつられて覚えるという子もいるかもしれません。
年齢やお子様の性格など、ご家庭での判断になりますが、こういう勉強方法もありかなあと思います。面白い教材なので参考にしてみてください。
書いて覚える?声にだして覚える?
大学受験とは違うので、小学生が1人で黙々と覚えるより会話をしたり、ゲームをしながら覚えるようにしています。
じ~っと字を見て覚えるより、私自身、ぶつぶつ言いながら覚えるか、ひたすら書いて覚える派だったので体をフル活用でした。
テレビにでている俳優さんや舞台に出ている方たちはどうやって、セリフを覚えているんだろう?
セリフ以外にも動きや目線などの指示もあり、すごい集中力でプロの技ですね。
俳優の堺雅人さんが出るドラマは長セリフで有名ですが、どうやってセリフを覚えているのかという話題に興味があり、見てみました。
カラオケボックスで大声で練習する、混んでいるカフェでぶつぶつ言いながら覚えるなど、声に出して覚えているそうです。
「脳ミソだけでなく、五感や筋肉も総動員すれば、おぼえかたはグンとひろがるのではないか。(中略)いや、もういっそのこと、「セリフおぼえは、アタマでなく、カラダでするものだ」とひらきなおってはどうか
と綴っており、自分なりの暗記法を持っているからこそ、あの長セリフを覚えているそうです。
人間の暗記について、エビングハウスの忘却曲線というのを聞いたことがありますか?
30分後には40%、24時間後には66%、1ヶ月後には80%を忘れる
という有名な話があります。
確かに、一夜漬けで覚えた大学の勉強はな~んにも覚えていませんが、繰り返し2年間も学んだ中学受験の内容は今でもよく覚えてるかも・・・。
声に出すだけで終わりにしてしまうと、書くことがおろそかになってしまいますので、まずは言葉で覚えて問題形式のドリルで確実にしていくように、かるたとドリルの併用です。
かるたで遊びながら覚える
ちびまるこちゃんのかるたで勉強
ちょっとした合間に「ちびまる子ちゃん」のかるたを使っていました。
ただ読んで取るだけでは、普通のかるたになってしまうので、意味までちゃんと言えたらカードをもらえるやり方です。
NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」のことわざかるた
NHKのテレビ番組「にほんごであそぼ」のコーナーのことわざかるたです。
シンプルな絵柄で、対象年齢が3歳以上!
どんどん遊びながら吸収してほしいですよね。
問題集とはちょっと違う暗記の方法
パンダでおぼえる ことわざ慣用句
本屋さんで一目惚れして買ってしまいました
パンダの写真やイラストを使って、ことわざや慣用句の例が載っているんです。
かわいい~
受験用としては数が物足りないですが、最低限、知っておくべき用語が書かれているので、楽しく学習ができますよ!
4コマ漫画の辞典でインパクト!
辞典でありながらも、オールカラーで楽しく学習ができ、使用場面がわかる4コマ漫画があるなど、パラパラ見ているだけでも使えます。
女子に人気!漫画のストーリーで覚える
イラストも女子ウケがよく、オールカラーなので嬉しい♪
まずは興味を持ってくれる強い味方!覚え方は色々な方法でOKだと思います。
監修は辞書引き学習で有名な深谷圭助先生です。
ドラえもんシリーズの学習漫画
娘は、このドラえもんの学習漫画で結構覚えていました。
「こんな時にジャイアンがね・・・」
と、場面を思い出しながら言っていたので、相性が良かったようです。覚えなくてはいけない数としては少ないですが、コツコツの意味で読んでいました。(イラストが古いですよね・・・)
角川「のびーる国語シリーズ」の漫画が人気に!
大人気シリーズ『どっちが強い!?』でシリーズが続々出ている角川。国語嫌いでもあきずにくり返し読める学習まんがということで、『のびーる国語』が登場し、人気です。
四字熟語、慣用句、ことわざ、カタカナ語、百人一首、使い分け漢字
があり、子供が楽しく読めるのが親としては嬉しいです。
中学受験で使った問題集
中学受験基礎ドリ国語 慣用表現・ことば
この問題集では、まさに、息子がサピックスでできなかった数字関連の内容も入っていました。
やってみたところ、やっぱりできていないし・・・
〇足のわらじをはく
という問題で、当時の息子は、
百足!
と言っていた息子。
ムカデじゃないので、そんなに「わらじ」はいりませんっ!
このドリルは、1回目に薄くなっている字をなぞって覚え、2~4回目に形を変えた問題になっているので、繰り返し反復型で定着する作りになっています。
内容も難しいものではないので、基礎がわかっていない子が覚え始めるのにちょうどよく、量も膨大ではないので抵抗感なく取り組みやすいかなと感じました。
巻末には、拡大コピーして何度も使えるように縮刷りがついているので、一通り終わったらまた長期休みにやってもいいかなというドリルです。
ことわざ・四字熟語まとめノート
中学入試用にもうちょっとまとまっていて、量もあるものがいいな~と思って選んだものがこちらです。(我が家は旧版を使用)
シリーズでもたくさんでており、リニューアルされてきているようですね。
ことわざ、慣用句、四字熟語の問題集はたくさんの種類があり、迷います。お子様がやりやすそうなもの、繰り返しできるもの、身につくものを選ぶといいですね。