我が家では、小4の息子の中学受験を考えて通塾しています。
が、、、息子は小学校での生活面で色々と問題があり、頭の回転は早くても、行動がなかなかできず、私もイライラもやもや。
そんな時に見たこちらの本。花まる学習会で有名な高濱正伸の著書「危ない中学受験」(幻冬舎エデュケーション新書)。
ちょうど息子に当てはまる項目がありました。それは・・・
精神年齢が未熟な晩生(おくて)の男の子は中学受験に向いてない
うっ・・・。
つい一昨日の夜も、母と息子でひと悶着がありました。
たまに幼児化する息子。精神年齢が低い男の子なんですけど・・・
ひと悶着の内容は・・・
塾から帰ってきた息子は、朝勉強の漢字プリントの間違いをやり直すことになっていました。
私が丸バツをつけようと漢字プリントを見ると、めちゃくちゃ字が汚い&やる気がないのか、空白だらけ。
母はバツ印を付けました。
問題部分全体に赤鉛筆で大きく1つバッテンを書いたんです。
すると、
お母さん!問題が見えなくなるから問題の上に丸やバツはつけないでって約束したじゃん!
バツ印がついていたって、問題見えるでしょ!字が汚なすぎるよ!
お母さん、約束したことどうして守らないの?
(泣きながらずっと言い続ける息子)
もともとは自分の字が汚いからバツをつけられているっていうことがわかってないの?
息子・・・泣き止まず
母・・・作戦変更で、母も約束を破ったことを謝ってみる。もう一度プリントをコピーし、きれいな状態で渡す。
せっかく書き始めたのに、なんでまたきれいなプリントからやるの~?(泣)
もう面倒くさい!書き始めたって、たったの1文字!しかも自分が問題が見にくいって言ってたのに(怒)
この状態は、きっとやる気がなく、母への当てつけだなと思い、「2階へ行って、今日はもう寝て!」と言うと、泣きながらもとぼとぼ自分の部屋へ行きました。
そして数分後、息子の様子を見に行くと・・・
きれいに布団を直して、しっかり寝ておりました
(≧Д≦)ノ
次の日には自分から反省して謝ってきたのですが、たまにこういうことが勃発します。
息子は、低学年の頃から精神年齢が低めと言われてきました。
精神年齢が低いことと中学受験に関係があるの?
この紹介した本の中に書いてあった「精神年齢が未熟な晩生(おくて)の男の子は中学受験に向いてない」という内容が、まさにうちかも?と気になりました。
でも、もっと当てはまる項目があったんです。
生活・勉強にスピード感のない子は苦労する by高濱先生
生活行動にスピード感のない子は中学受験にはまったく向きません by高濱先生
うち、これだわ!!
時間の管理や物の管理ができていないのに加えて、まさにスピード感がなく、ちんたらです。
塾の面談でも指摘されていた通りです。
生活行動のスピードのなさが勉強面にも影響するというのもわかります。
家での朝の生活を見ても、食器の片付け、着替え、学校の支度など動作をまとめればあちこち歩き回らなくても済むのに、1つやったらまた戻ってきて・・・と無駄な動きが多いのも確かです。
う~~~~ん、長男長女はマイペースとよく聞きますが、そういう問題じゃない??
そこから指導していかなくては・・・
終わったらおでかけする、終わったらゲームが出来たり、テレビが見れるという目先の目標がある時の行動力は、もんのすごくテキパキです。
だからやろうと思えばできるけど、やらないんですよね。
そこが問題で、精神年齢が低いから??
精神年齢も低く、生活行動のスピードも遅いですが、改善することを目標にしながら勉強もやらなくては・・・。
精神年齢が幼いというのはどういうことだろう?
精神年齢が幼いというのは、どのような状態か?
教育者の石田 勝紀さんによると、
「年齢相応の話をしても通じない」「先を見通して行動ができない」
この2つがポイントだそうです。
母親に甘える、ママっ子ということとは別の話なんですね。
幼い子どもを考えると、「自分優先」「今が優先」「気分で動く」「周囲が見えない」ということでしょうか。
我が家の息子の具体的な行動を見ても、
- 感情のコントロールがうまくできない
- 集中力が続かない
- 人の気持ちがわからない
- 我慢ができない
- 約束を守れない
「年齢に対してまだまだ未熟=精神年齢が低い」ということになるのかもしれません。
追記
この後、6年生になり、色々と問題が起きたことで、息子が発達障害だということを知ります。
知能は高いけれど、凸凹で気持ちの切り替えが苦手、精神年齢が2才低い・・・
この時の行動を今思い返すと、私の対応も間違っていたなと思っています。
息子が嫌がるバツ印なんてつけちゃダメだったな・・・。他にもやり方はあったのに・・・。反省。
当時は、
なんでこうなの???
なんで、やるべきことがわからないの?いつも言っているのに、直す気はないの?
と、悩み、イライラして疲れきっていたなぁ。
息子の方が一枚うわてでした
精神年齢が低いと言われていた息子ですが、気が付けば急に成長し、年齢相応になりました。
反抗期が過ぎた高校生2年生くらいかな・・・。
それまでは、いくら話をしても、伝えたくても、なかなか嚙み合わずバトルになりました。
特に息子は発達凸凹で頭と心と行動のバランスがとりにくい状態だったので、反抗期なのか精神年齢が低かったからなのか、特性なのか、親として戸惑うばかり。
この戸惑いが息子へ正面にぶつかっていってしまい、親としての対応が悪かった部分もたくさんあります。
もし、中学受験への取り組みが難しい、子どもがまだその時ではないのかも?という状況であれば、高校受験の方が発揮できるタイミングなのかもしれません。
正解は誰にもわかりませんが、その時その時の対応の1つとして、子どもの精神年齢に合わせて親も考えた方がいいですね。